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■北方稜線@剱岳(北ア)


レポート No.828
日時:2014年9月13日14日15日
参加者:じさんじんさん、隊長、うさぎ

〜北方稜線を歩き仙人温泉から水平道で下山

 

9月12日 自宅(19:30)〜立山(0:00)
9月13日 立山(6:50)〜アルペンルート〜室堂(8:15)〜別山乗越(11:25)〜剱沢(12:10)
9月14日 剱沢(3:25)〜前剱(5:35)〜剱岳(7:45)〜池ノ谷乗越(10:15)〜三ノ窓(10:45)〜小窓王(11:15)〜小窓雪渓(13:10)〜(14:25)池ノ平小屋(14:45)〜仙人峠(15:40)〜仙人池ヒュッテ(15:55)〜仙人温泉小屋(17:45)
9月15日 仙人温泉小屋(5:25)〜雲切新道〜尾根頂上(6:05)〜仙人ダム(8:25)〜阿曽原温泉(9:35)〜折尾の大滝(11:40)〜大太鼓展望台(13:10)〜(16:05)欅平(16:43)〜宇奈月(18:10)〜新魚津〜寺田〜立山(21:20)〜鈴鹿(1:40)


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雲切新道 9月15日 5:25 明るくなってから出発した方がいいと進められ、4時30分朝食、5時30分出発にした。夕べは8時に布団に入ったのでぐっすりと8時間は眠れたが、昨日のハードな行程で体中の筋肉がきしんでいた。徐々に身体を始動し、朝食のご飯と味噌汁をおかわりしてお腹いっぱいに詰め込んだ。お弁当(500円)も頼んでおいた。ご主人に見送られて予定取り出発した。この日、欅平を目指すのは大阪の若者3人パーティーと我々、茅ヶ崎からの見えた単独女性Mさん。トレランの男性は下の廊下で黒部に戻るらしい。若者パーティにはついて行けないので、Mさんと4人で行動を共にすることにした。

  
温泉                 宿泊棟

朝、東の空を見ると、唐松岳と白馬三山がよく見えていた。仙人谷を横切り雲切新道に取り付いた。

  
白馬三山と唐松岳


仙人温泉小屋、ご主人のお見送り

  
仙人谷を渡って雲切新道へ

源泉 雲切新道を登り始めるとすぐに源泉を横切る。せっかくなので、ザックを降ろして源泉見学することにした。あちこちから湯気が上がり、湯が沸き出している。ここからパイプで小屋に湯を引いているそうだ。湯が詰まったりすることもあり、保守するのも大変らしい。湯の温度は叩く、熱くて手を入れることは出来なかった。

  
対岸の源泉を見学


源泉にて

さて、雲切新道だが、険しさが故に悪路と評されている。もともと旧ルートが危険なので新たに開かれたルートで、開通後数年と比較的新しい。古いマップを見ると旧ルートは仙人谷左岸の岩壁道で、危険箇所が多く事故が多発していたようだ。それに比べ雲切新道は尾根ルートで、確かに険しい所があるが、要所はハシゴや鎖が整備されていて、安全面からは評価できると思う。登りたくないという評価もあるが、登りの方が遙かに安全だ。北方稜線から下ってきたものからみれば、傾斜はきついが一般道ということだ。展望はあまり良くなかったが、ブナ林はすばらしかった。

  
雲切新道から小屋を俯瞰する

  
尾根の最高点

  


仙人ダム

   
ブナの大木         谷に降りるとダムは近い

   

途中に休憩やら、源泉の見学やらで時間を使ったが、小屋を出て約3時間で仙人ダムに到着した。ダムの手前の沢で休憩した。

仙人ダム ダムの下流を覗くと、険しく美しい渓谷であることがわかる。ダムが出来るまではきっと、すばらしい渓谷が続いていたのだろう。鉄橋で作業軌道が谷を渡っている。この軌道を使えば、楽をして欅平まで行けそうだが、一般登山者は使えない。

   
仙人ダム

   

   
登山道はダムの施設内を通っている

   
工事用の軌道

ダムを渡れば下の廊下へ行く。我々は下りなので、まずはダムの施設内を通り左岸の岩壁に出た。ダムを出ると30分くらいの登りが待っていた。疲労が累積してきているので、登りが辛い。息が上がり休み休み登ると水平な道になった。しばらく歩いて登った分を下ると阿曽原温泉に到着した。Mさんは一昨日お世話になったようだ。温泉は小屋から5分ほど下ったところ、野営場も整備されている。欅平から数時間の距離なので訪れる登山者も多いようだ。

   
阿曽原温泉

   
阿曽温泉野営場             阿曽温泉小屋

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