■北岳バットレス |
レポート No.745 |
【13日】 鈴鹿(4:30)〜芦安(9:00)〜広河原(10:20)〜白根御池野営場(13:50)〜二股(15:04)〜大樺沢〜dガリー出合(15:50)〜下部岩壁取り付き(17:00)〜二股(18:00)〜白根御池野営場(18:20) |
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15日下山 (15日) 夜半から断続的に雨が降っていたが、5時過ぎになると小降りなったので、トイレを済ませテントの中で朝食をとった。体を動かすと体のあちこちがバリバリになっていた。ぐっすりと眠れたので頭はすっきりとしている。昨夜は0時過ぎに、登攀具のガチャ類の音で目が覚めた。朝、話を聴くと、昨日、城塞ハングで順番を待っていたグループが下山した時間だったらしい。最後のピッチへの到着時間が少し遅れただけで、大幅に行程が遅くなったらしい。 朝,雨がテントをたたく音で目が覚めた。今日は下山だけだけなのでい速必要はないが,夜明けとともにテントサイトが賑やかになってきたので,いつまでもシュラフにもぐっているわけにもいかない。昨夜は9時前くらいから休んでいるので睡眠時間は十分だった。簡単に朝食を済ませテントを撤収。6時過ぎからの下山となった。Mちゃんたちがテントサイトで朝食をとっていた。話を聞くと0時過ぎのガチャの音はMちゃんたちだったらしい。昨日の行程などは「まつど岳人倶楽部」のページを参照しよう。
帰路も右俣で下山することにした。急坂の手前で体温調節のために休憩していると,後続の3人パーティーは,なんと,ハッシーさんとカトリーヌさん達だった。最初は気付かなかったがseitaroさんが親しく話しているうちに,記憶がよみがえってきた。sskさんも霞沢で知り合ったとのこと。私は冬の鈴鹿の鎌が岳で同じルートを歩いた時に知り合った。そしてきょうは,3つの偶然が運命的ともいえる出会いになった。 広河原には9時前に戻り、乗り合いタクシー乗り場でタクシーが来るのを20分ほど待ち芦安に戻った。帰路は静岡経由で走ってみることにした。国道52号線まで降りてくると桃園があったので立ち寄り2箱購入。新東名に新清水ICまでは距離があったが、信号も少なくて富士川に沿って走るいい国道だった。新清水から桑名までは2時間で到着した。昼食は清水SAの焼豚丼がうまかった。桑名ではライフページで山行報告。気象情報を送りサポートしてくれた店長に緩斜。残念ながら電波が届かずメールが受信できなかったが。 まとめ 登攀開始が6時20分で登攀終了が16時だったので,岩壁にいた時間が約10時間になった。もちろん待ち時間がなければ6時間くらいで抜けていたと思うが,人気ルートの実際は当然,待ち時間も想定内としなければならない。落石や滑落によるアクシデントも発生する可能性があるわけだし,今回のように雨に降られて難しい登攀を強いられることもある。アルパインをやる以上,これらの要素をすべて引き受けることになる。そのためには,体力,技術,モチベーション、冷静な判断力、勇気のどれが欠けても完登はできないだろう。
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2013-7-15Copyright (C) 2013 k.kanamaru. All Rights Reserved. home |