■北岳バットレス |
レポート No.745 |
【13日】 鈴鹿(4:30)〜芦安(9:00)〜広河原(10:20)〜白根御池野営場(13:50)〜二股(15:04)〜大樺沢〜dガリー出合(15:50)〜下部岩壁取り付き(17:00)〜二股(18:00)〜白根御池野営場(18:20) |
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山頂直下の草付(14日の3) 終了点から山頂までは歩いて20分ほどだ。這松帯を抜けると草付きになり花畑になってきた。ハクサンイチゲとシナノキンバイが至る所で群落をつくっていて、何度も立ち止まりカメラに収めた。 山頂に出ると雨がやみ北側の視界が開けてきた。6度目の山頂なので見慣れた風景だが、バットレス登攀ということで、これまでとは味わいが違う。緊張感が解き放たれ、高度障害が疲れた体を余計に疲れさせている。ザックを下ろししばらく展望を楽しんで山頂を後にした。 肩の小屋 時計を見ると16時50分になってきた。山頂周辺にはもう誰もいない。花見山行にモードを切り替え、のんびりと下りたいが、もう時間に猶予がなくなってしまった。肩の小山で降りると大変な賑わいだった。それをよそ目に脇をスルーし、とぼとぼと歩いて稜線を下っていった。 小太郎分岐には18時過ぎに到着した。ここから1時間20分で御池小屋の野営場だ。なんとかヘッデンを使わずに降りれそうだが、念のためにヘルメットにヘッデンをセットして登山道を下った。シナノキンバイの群落が見事だった。 白根御池のテント場には19時30分に到着した。すでにseitaroさん達は到着していて夕食の準備が始まっていた。また今日も16時間行動になってしまった。谷川の16時間が平均的だが北岳は標高が高い分、体力的に堪えた。天候には恵まれなかったが、念願のdガリー奧壁ができたことで、大変充実感のある登攀になった。やり残した、下部フランケやピラミッドフェース、4尾根など、次なる課題が見えてきた。
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2013-7-15 Copyright (C) 2013 k.kanamaru. All Rights Reserved. home |