■剱岳源次郎尾根(北アルプス) 2019年8月5日〜7日 No.1236 |
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| ページ1 | ページ2 | ページ3 | ページ4 | ページ5 | イントロダクション 今年の懸案をひとつ、実行に移すことができた。この年になると今やらなければならないことは、後進への引き継ぎ。源次郎尾根は剱岳のバリエーション入門ルートだが、何度も登りたくなるルートのひとつだ。しかし、なかなか訪れる機会がなくて、8年の歳月が流れた。メンバー、天候、日程の調整は難しく、特に台風の発生する時期になると天候の読みが難しくなる。今回、8号の影響は少なそうだが、その後の9,10号が天候に影響しそうなので、急遽、6日をピンポイントで狙うことにした。ダメもとで剱沢小屋に宿泊予約をしたら幸運にも4名を確保できたので、ウサギも参加することができた。 アプローチ 早朝に鈴鹿を出発し8時過ぎに立山駅に到着した。駐車場は満車で臨時駐車場の端が開いていた。室堂に10時過ぎに到着し、朝食代わりに立ち食いそばを食べた。 室堂〜別山乗越 連日の猛暑日が続いているが標高の高い室堂はさすがに涼しかった。雷鳥沢へ下り、乗越までの登り返しが本日の踏ん張り所で、休み休み2時間半で到着した。今回は小屋泊だったので、少しは荷物の軽減されている。前後しながら学生が大きな荷物を担いで登っていった。30キロくらいは入っているようだ。長期滞在に備えてかなりの食料が入っていそうだ。
この時期は夏の高山植物が盛りを迎えていた。タカネニガナ、チングルマ、コバイケイソウ、ウサギギク、カラマツソウ、クルマユリなどなど、花を楽しみながら高度を上げていった。雷鳥が出てきたので、天気の崩れが心配になってきた。陽射しはきついが、ガス気味の天気に救われた。
別山乗越〜剱沢 予定通り別山乗越に到着した。風があり以外と涼しかった。ガス気味で遠望はあまり良くないが、がすみけむる剱岳もなかなか雰囲気があった。
乗越からは下る一方だし、時間にもゆとりガルので、花見をしながらのんびりと剱沢小屋まで下った。前回より10日ほど季節が進んでいるが、雪解けを追いかけるように花が咲いている。ミヤマキンバイ、ハクサンイチゲ、チングルマ、ミヤマリンドウ、ヨツバシオガマなどが花盛りだった。
15時前に宿泊予定の剱沢小屋に到着した。剱沢がベースになる場合は、アプローチが容易なことからほとんどがテント泊だったが、加齢には逆らえず、最近では積極的に小屋を優先するようになった。といってもこの小屋は予約制でしかも人気が高いが、平日なのでなんとか4人分予約を入れることができた。温水シャワーがあり、水洗トイレで、食事がよく、定員以上は詰め込まず、しかもスタッフの対応が気持ちいい。数年前にも泊まり好印象だったが、その姿勢は今も変わらない。
5時過ぎの夕食を済ませ、外へ出ると少しガスが晴れてきた。明日登る源次郎尾根もよく見えていた。積乱雲が急に発達し、時々雷雨が襲ってきた。明日は午前中には山頂へ抜けなかればと思った。
気に入ったTシャツがあったが、Lサイズ以上は在庫切れみたいで、天候が良ければ明日ヘリが運んでくるようだ。 | ページ1 | ページ2 | ページ3 | ページ4 | ページ5 | OLYMPUS E-M5U Lumix 12-60mm | |
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