■奥穂飛騨尾根(北アルプス) |
レポート No.910 |
|
9月25日 鈴鹿〜春日井(21:00)〜沢渡(0:30) |
||
このあたりのピッチがはっきりと覚えていない。疲れていたのできっと、いい加減になっていたのだろう。特に奮闘的なところも見あたらず記憶に残らなかったようだ。 ジャンダルム3160m 12時までには山頂に立ちたいのだが、T1を終了した時点で11時30分になっていた。ジャンダルムの山頂までは、ロープをいっぱい伸ばして2ピッチくらいか。岩稜歩きと簡単な登攀だったためにコンテで山頂を踏むことにした。 朝からの8時間行動で疲労もピークに達していた。3160mの高所でのクライミングは辛く、足を1歩上げるごとに息が切れてくる。時間的には予定通り登攀をこなしてきたが、残している予備の時間を少しずつ減らしてきていた。 ロープをたたみながら息を整え、パンを1個食べた。予備の時間を食い始めたので、12時15分には下山を始めないと今日中に帰れなくなってしまう。縦走パーティーがやってきたので写真を取り合った。涸沢に下りるか岳沢に下りるか、どちらがいいかと聞かれたので、「涸沢でしょ」と答えた。涸沢の紅葉を見たことがないらしいので。 ジャンダルム〜天狗のコル 12:15〜13:30 撮影や小休止を入れながら天狗のコルに到着。疲れているので1時間を切ることができなかった。曇りがちな天気で飛騨側からガスが流れていた。 天狗沢〜岳沢 さていやな天狗沢の下りだ。この区間で時間を稼がないと、益々時間にゆとりがなくなってしまう。落石に注意を払いながらガレ場を慎重に下っていく。白色ペンキマークを外すとガレ場に入り歩きにくい。 左手に畳岩を見ながら天狗沢を下っていく。この畳岩も一度は登ってみたい岩壁だ。ガレ沢を右に左に移動しながら下っていく。早く危険地帯を脱したいが、ガレ沢の通過に40分は要した。やっと草付きに入った。やれやれ。 岳沢小屋にて 予定より早く岳沢小屋に到着。がんばった甲斐があった。少し時間に余裕が出来たが、これからテントを撤収しパッキングし、重い荷物を担いで上高地まで降りる大仕事が残っている。行動時間がすでに12時間以上になっていて疲れだ出てきたのでもう少し休みたいが時間に追われている。 パッキングを終わったザックがやけの重く感じる。上高地まで歩けるか不安になるが、担いで降りるしかない。少し歩いただけで肩に食い込んできた。途中で休憩を一度入れ、やっと岳沢登山口に17時に降りることが出来た。やれば出来るものだ。ここまでくれば間に合う。登山口で小休止し木道を歩いて上高地バスターミナルに戻ると17時30分になっていた。タクシーに乗って沢渡に戻った。 26日の1・・26日の2・・27日の1・・27日の2・・27日の3 |
||
2015-9-28 Copyright (C) 2015 k.kanamaru. All Rights Reserved. home |