2011年月4日29日30日 孫太尾根、茶屋川、藤原岳(鈴鹿) ホーム |
■藤原岳(鈴鹿)2011年4月29日30日 No.602 じんじんさん、隊長、うさぎ | 4月29日の1 |4月29日の2 | 4月30日の1 | 4月30日の2 | プロローグ 日程の調整でじんじんさんが参加できるようになり、車の回収がしやすくなったので、孫太尾根から上がり藤原岳に降りることにした。縦走だけを考えるなら、もう少し北に、烏帽子あたりまでコースを延ばすのもおもしろかったが、藤原周辺の花を中心にコースを組み立てた結果、今回のようになった。藤原岳はフクジュソウで有名な山だが、他にもいろいろと春の花が楽しめる。鈴鹿山系の中でもやはり、春の草本は、これだけの種類が見られるのは、藤原岳と御池岳ということなる。今年は残雪が多く、花の時期が10日ほど遅れている。雪解けを待って咲き始めるフクジュソウも今年は、この連休の時期まで咲き残っている。アカヤシオの咲き始めるこの時期は例年、御在所周辺に興味が移るが、今年は少し変化を持たせ、普段はあまり登山者が入り込まない茶屋川をコースに組み込んでみた。 アプローチ 8時に藤原岳観光登山駐車場でじんじんさんと待ち合わせ、一台の車で本日の出発点になる、新町の配水場に移動した。 連休の初日で好天に恵まれたが、意に反して駐車状は全くの空きで、入山者は居ないようだ。前後に気にせずにマイペースで歩けるのがうれしい。駐車状で出発の準備をしてザックを担ぐ。装備的には、夏のアルプステント山行とほぼ同じだが、今回は夏のアルプスバリエーションの準備もあるので、登攀具が一式ザックに押し込んである。この装備で歩けなければ、テント泊を伴うバリエーションは無理だ。冬以来のテント装備なので、担ぐとグイッと肩に食い込んだ。 岩尾根 前線通過後の空気は実に清々しい。神武祠まで登っても少し身体がぬくもる程度だ。ザックの重さに身体がなじむまで、スローペースで歩く。 神武祠を過ぎ、樹林帯を抜け岩尾根に入ると一気に展望が開ける。イワザクラが見頃で、ケヤキの若葉が出だしたところだ。サンショウやヤブサンザシの若葉が鮮やかで、葉をこするといい香りを発している。足下ではヒメウズが、小さい花を精一杯広げている。タチツボスミレやニリンソウがちょうど見頃だ。ガレた岩尾根だが、木々の新緑や花が楽しめるのがうれしい。 丸山 そうこうしているうちに丸山への急坂だ。 ここは踏ん張りどころだ、思いザックに上半身を振られながら、一歩々岩に足を乗せて高度を上げていく。イチリンソウを探しながら登ったが出会えなかった。丸山に登り着きザックを降ろして休憩を入れた。冷ややかな風がほてった身体をすぐに冷やしてくれた。後続の登山者が登ってきた。2週間ほど前までは、花で賑やかだった丸山も今は、花期を終え、葉を残すのみとなっていた。しかし初春の花は終わっても、第二弾となるヒトリシズカやニリンソウが賑やかになってきていた。 草木 丸山から先は緩やかな登りになる。ヒトリシズカやニリンソウを見ながら緩やかに高度を上げていき、草木あたりで休憩を入れた。ヤマシャクヤクはまだつぼみだったが、ヤマエンゴサクやカタクリがきれいに咲いていた。草木の手前で休憩をしていると10人ほどの団体さんが登ってきて、急に賑やかになってきた。草木を過ぎたところで休憩のようだ。我々は先に行かせてもらい、多志田山をトラバースして県境稜線に出た。シロモジやミツバツツジがちょうど見頃で、花の回廊になっていた。 県境稜線孫太尾根分岐へはちょうど12時頃に到着した。時間を気にせずのんびりと登ってきたので、3時間半もかかってしまった。急ぐ旅でもないので、これくらいのペースがちょうどいいような。水を持たずに上がってきたので、おにぎりとお茶で簡単に昼食を済ませた。 さて昼食後は、稜線を蛇谷下降点まで南下した。標識があるかどうか記憶が曖昧だったが、しっかりとした道標があった。 | 4月29日の1 |4月29日の2 | 4月30日の1 | 4月30日の2 |
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