2023年5月12日 No.1510

鈴鹿霊仙山「花と夏鳥」

南霊山

ヤマシャクとオオルリが撮影出来、ほっと一息できた。少し展望を楽しみながら歩くことにする。この石灰岩地形は、御池岳に似るが、カエデ類の樹木が少ないように思う。鹿の糞があちらこちらで見られる。アマナなどの春の草花の現象はシカの食害だろう。

どれかが優位になると生物環境に大いに影響する。鹿が増えると草が減る、草が減ると兎が減る。それを捕食するイヌワシが生きていけなくなる。イヌワシは空の王者といわれ、食物連鎖の頂点に立つ。イヌワシは現在この辺りでは伊吹山に1ペアが生息するが、以前は、藤原岳や御池岳でも見られた。しかし今はいない。
左 山頂 右 最高点
イチリンソウ
イチリンソウ

ニリンソウ

ニリンソウ、イチリンソウが花の見頃で、特にニリンソウは普通に見られ、イチリンソウは探さないと見つからない。

ホオジロと、アカゲラがよく鳴いている。ホオジロは見つけやすく撮影もしやすいが、あかげらは落ち着きなく飛び回るので、声のする方に行っても中々撮らせてくれない。鳴き声がしたら、来るのをじっと待つのが得策だ。当然、来ないことの方が多いが。
アカゲラ

霊仙山

霊仙山はいくつかのピークからなる。最高点は1094m、山頂が1084m、経塚山が1040m 背比べ状態だが、山頂の高さは2番目で、三角点がある。なぜ最高点をⅢ悪天にしなかったのか?

最高点から山頂に向かう途中で、アカゲラが出てきてくれた。距離があるが、草地の木に留まるので発見しやすく撮りやすいが、距離が縮まらない。
霊仙山山頂
歩いてきた西南尾根
経塚山 伊吹山方面の風景
ニリンソウ キンポウゲ科
山頂 1084m
山頂の展望
山頂
ニリンソウ
バイケイソウ
ホソバテンナンショウ
お池

カッコウ

連休前からツツドリの鳴き声が聞こえだした。先日は竜ヶ岳でジュウイチの鳴き声が聞こえた。カッコウも同じカッコウ科の夏鳥で、カッコウ科の中で合う一番大きく、キジバトくらいの大きさだ。カッコウかでは他にホトトギスがいる。開けた高原などを生息地とするが霊仙山はその環境だ。

歌にも歌われるよく知られた鳥だが、鳴き声が聞こえてもなかなか撮影が難しい。繁殖期で交尾をしようとしているのか、雄雌がペアで飛び回っていた。托卵して繁殖するが、托卵の相手は、オオヨシキリ、ホオジロ、モズだそうだが、霊仙山はホオジロが多い。
しずかな湖畔の森のかげから
もう起きちゃいかがと
かっこうが鳴く
カッコウ カッコウ
カッコウ カッコウ カッコウ
カッコウ
シャッター速度不足ですね