2022年12月28日29日30日No.1483
南アルプス冬の聖岳に登る
苔平 2020m 地点
ゆっくりと休めた。最終日は標高が2000mから下山するだけで、時間にもゆとりがあるので気持ちが楽だ。5時に起きて朝食準備、3日目になると、同じメニューではあきがくる。味噌汁の餅を入れて、ちょっと早いがお雑煮だ。アルファ米はやめてキノコのパスタ。食事中に一人の登山者が登っていった。
テント撤収でいつも困るのが、ポールが凍り付いて抜けないこと。暖めると抜けるが。7時30分に下山開始。雪面が凍り付いているので途中までアイゼンをつけて下った。何人かの登山者と行き交った。年末年始登山で、この時期の南アルプスは晴れる確率が高い。北アルプスは日本海側の気象の影響が大きいので天候が良くない。




下山路で野鳥
この時期の亜高山帯は野鳥は少ないだろうと思ったが、以外にも活発だった。ゴジュウカラの小群がやってきた。残念ながら今回、野鳥用のレンズはもっていない。今回の撮影は、冬の山岳風景だったが、やちょうにも 対応できるようにと12-200m(24-400mm)1本に絞った。汎用レンズなので画質は落ちるが、風景から野鳥まで対応できる。写りは良くないが、証拠写真と言うことで記録に残すことができた。ヒガラは山地の野鳥だが、こんな寒いところまで来ていた。
登山者数パーティー
どの登山者にも聞かれることは、雪と風ですね。この二つは登頂できるかどうかを左右する重要な要素だと思う。敗退の要因は、ラッセルと爆風だと思う。今回ははなんとかクリアできたので、そのことを伝えた。冬装備での激登りに追い込まれる気持ちに、差し込む希望の光。





西沢渡
やっと西沢渡まで降りた。荷物が重いので、下りも厳しい。4人パーティがこれから出発するところだった。ほしい情報は、やはり積雪と風速だった。トレースができたのでワカンに必要性はあなりなさそうですと答えた。
時計を見ると10時過ぎだった。なんとか薊畑まで行けそうな時間だった。





下山
芝沢ゲート到着。やれやれ、重いザックを下ろすと体が急に軽くなった。気持ちの張りが緩んでいく。山中の行動よりも林道歩きの方が楽なはずだが、疲労が蓄積して、軽くなっているザックが登りよりも重く感じる。車が増えていた。行き交っただけでも十人以上いたので、明日の聖岳は賑わうだろう。
登山が終わると急に空腹が感じられる。飯田に何かおいしいものを食べたい。とりあえず出しないに向かった。途中、ヤマドリが出てきた。撮影チャンスだったが、こちら向きが撮れなかった。しかし、ヤマドリはなかなか撮影の難しい鳥だ。今回は、雪山の風景しか頭になかったが、以外にも、野鳥が活発で何枚か写真を撮らせてくれた。出会った野鳥は、エナガ、ヒガラ、コガラ、ヤマガラ、トラフズク、ゴジュウカラ、カケス、ヤマドリと多彩だった。



飯田で食事
この辺りのB級グルメはソースかつかなと思い、カツの店を検索すると「三匹の子豚」がひっと。かわいらしい名前なので、この店に入った。ちょうど、中央高速飯田山本ICちかくだったので都合が良かった。
カツはおいしかった。味噌汁、キャベツ、ご飯はおかわり自由だが、そんなに食べられない。山中は、アルファ米、レトルト、餅、袋ラーメンばかりだったので、生野菜のキャベツがおいしかった。

