2022年7月20日21日 No.1455

穂高岳岳沢側コブ尾根を登る 5

天狗沢

天狗のコルから岳沢は、主にエスケープルートで使われるらしいが、できれば避けたい区間だが、コブ尾根をやる以上は避けられない。歩きたくないと思いつつ何度の歩いている。降り始めてから30分くらいは落石要注意で、自らが誘発する落石と自然に落ちてくる落石に怯えながら下った。
畳岩

草付き斜面

1時間ほど下ると草付き斜面になる。花が多い。ハクサンフウロ、テガタチドリ、カラマツソウ、シナノキンバイ、メタカラコウ、オオカサモチ、イワオウギなどの花が見られた。高度を下げるにつれ虫が多くなっていたい。防虫スプレイで凌ぐが顔の周辺にまとわりついてくる。


午後から天気は下り坂で、予報通りとなり、草付き斜面辺りから雨粒が当たり出した。いい条件でコブ尾根が登攀できたので満足できたが、できれば雨には降られたくない。岳沢でテントを撤収し、さらに、上高地バスターミナルまで、雨の中の行動は避けたいが、天に従うしかない。
畳岩
ハクサンフウロ
ハクサンフウロ
メタカラコウ
カラマツソウ
シナノキンバイ
ニッコウキスゲ
ニッコウキスゲ

岳沢

15時過ぎに岳沢に到着。ほぼ予定通りだ。テント撤収時にはなんとか小降りになり助かった。その後は断続的に雨粒が落ちてきた。さてラストクールは岳沢から上高地。一般登山道なので歩きやすいが、荷物を詰め込んだザックが肩に食い込み、朝2時半からの行動で疲労感は拭えない。


タクシーのラストは19時くらいだが、雨なので居てくれる不安だ。登山口に到着すると本降りになってきた。上高地のかっぱ橋付近にはもう誰もいない。バスターミナル18:30着、タックシーが一台残っていた。これがラストだと言われた。やれやれ。沢渡までもどり、車を預けたともしびで湯につかり帰路についた。