2022年7月6日 No.1453

雄阿寒岳に登る ページ1

【行程・登山者】


【7月6日】釧路市内5:00〜阿寒湖登山口6:40〜雄阿寒岳山頂往復16:40〜釧路市内ホテル18:00
【撮影機材】 GoPro9 EM5 ED12-100mm OM-1 M.ZUIKO ED 300mm MC14

YouTube
https://youtu.be/1HXLNNknMiY

【概要】

日本百名山は雌阿寒岳の方だが、往復に時間を要するのは雄阿寒岳なので、時間的にゆとりにある中日に雄阿寒岳に登ることにした。

釧路から阿寒湖へ

雄阿寒岳の登山口は阿寒湖の東にある。釧路から阿寒湖までは車で約1時間の距離。ほとんど信号のない国道で効率よく走れた。ホテルの朝食がお弁当にしてもらえるサービスがあり助かる。ホテルを5時に出発した。登山口は阿寒川へ流れる所だ。駐車場は十数台であまり人気なさそうだ。

丹頂鶴

登山口へ向かう途中でタンチョウがいたので撮影時間をとった。

深田久弥

深田久弥の日本百名山を読むと、松浦武四郎が出てくる。松浦武四郎は三重の出身で北海道開拓の礎を気付いたことで知られる。今年は何度も大台ヶ原に通い武四郎の足跡を確認した。阿寒岳でまた武四郎が登場した。百名山の阿寒岳の項を読むと武四郎は、雄阿寒岳に登っているようだ。

松浦武四郎

ところで深田久弥だが、実のところ雌阿寒岳には火山入山禁止で登っていない。阿寒岳には雄と雌があった、高きは後者だが、山陽は雄阿寒の方が立派だと書いている。雌阿寒には登っていないので、阿寒岳としたのだろうか。もし雌阿寒に登っていれば、阿寒岳の項の内容が変わったと思う。

登山口

阿寒湖の東南端にある。遊歩道の脇から入る。阿寒湖の辺のうっそうとした樹林を歩くと右手に太郎湖、少し進むと左手に次郎湖が見える。緩やかな登りで、ハクサンシャクナゲの花が見頃だった。足下にはゴゼンタチバナの花が咲いていた。樹林帯なので目立った草花は見られなかった。キビタキ、ルリビタキのさえずりが聞こえた。
阿寒湖
ハクサンシャクナゲ
太郎湖
ゴゼンタチバナ
ゴゼンタチバナ
ミミコウモリ
阿寒湖の大島
ハクサンシャクナゲ
落葉樹林 シラカバ、ミズナラ、カツラ、シナノキなど

2合目

2合目までが遠い。やっと2合目で、この先どうなることかと思わせる。少し高度を上げると、北海道のモミ属のトドマツなどの樹林に入る。本州で云えばシラビソ、オオシラビソにあたり、標高は2000m付近から見られるが、北海道では標高が数百メートル付近だ。ルリビタキがあちらこちらでよく鳴いているが姿を見せない。中腹以上も針葉樹林が続くが、広葉樹が混ざるところではコケモモ、ウコンウツギ、シモツケが所々で見られた。
コケモモ
ウコンウツギ
シモツケ