2022年6月28日29日 No.1450

八ヶ岳小同心クラックの登攀と花見探鳥

大同心稜

鉱泉から少し歩くと分岐がある。道標があるがロープが張られている。ここからはバリエーションルート。ここからは沢から尾根に乗り、シラビソの落葉樹林の急な登りが続く。ルリビタキ、メボソムシクイが盛んに鳴いているが、なかなか姿を見せない。足下にはミツバオウレン、ツガザクラ、オサバグサの花が咲いていた。
大同心沢
ツガザクラ
ミツバオウレン
オサバグサ

大同心稜の野鳥と花

登るにつれ尾根が痩せてくると同時にシラビソの樹高が低くなり、ダケカンバ、白山シャクナゲが出てくるとハイマツ帯の森林限界に入る。足下にはコイワカガミ、キバナノコマノツメが咲いていた。


樹林の中層から下層でルリビタキが縄張りを主張していた。チリチリと鳴き声が聞こえるので見上げるとキクイタダキだ。ウソの群れが通り過ぎていった。野鳥は豊かだがなかなか撮らせてくれない。
コイワカガミ
キバナノコマノツメ

キクイタダキ

キクイタダキに出会えて良かった。今月は大台ヶ原のトウヒ林で見かけた。日本で一番小さな鳥で体重が6グラム。頭の上に黄色の筋があるのでキクイタダキ。ミネザクラは終盤だ。
キクイタダキ
キクイタダキ
ミツバオウレン
ミネザクラ
キバシリ

大同心

森林限界になると一気に展望が開く。正面に大同心の断崖が迫ってきた。見慣れた光景だが、実際に目の当たりにすると気持ちが高ぶる。小同心の方を見ると誰もいない。今日は貸し切りだ。
大同心と小同心
阿弥陀
大同心
小同心