2022年6月18日 No.1449
八ヶ岳小同心クラックの登攀 2
小同心クラック登攀
基部に到着すると2パーティが登攀を待っていた。初級ルートなので、先行のパーティーはロープやギアが真っ新で初々しかった。若いのはいいね。我々のギアを見ると、ギアはボロボロ、ロープはヨレヨレ。よくいうと使い込まれている。気持ちにはときめきが感じらレないが、いざ登り始めると目覚めてくる。いつまでの童心でいたいものだ。
さてルートだが、概ね3ピッチでクラックに沿って登る。ルート状況については専門書の任せたい。優しいルートで登攀の充実感よりロケーションの素晴らしさが楽しめるルートだ。岩壁にツクモグサが咲いているが嬉しい。1ピッチを登ると渋滞で15分ほど待たされた。その後はスムーズに流れた。








花見をしながら横岳へ
登攀終了後は、花見をしながら横岳に登った。ツクモグサは終盤だったが、花を見せてくれた。希少な花で中部山岳ではこの山と白馬に自生する。ウルップソウも希少な花で、日本では北海道(礼文島と空知)と本州(白馬周辺)、八ヶ岳の硫黄岳と横岳の高山帯のみ自生する。道ばたの雑草のオオバコの仲間で、高山の草花では珍しい存在だ。
このようは希少は花は氷河期の残存種と考えられる。









