2022年5月29日 No.1448
大台ヶ原トロッコ道で探鳥Part2(大台ヶ原)
トロッコ道
牛石が原の下まで来るとブナが多くなってくる。この辺りは緩やかな地形だ。美しいブナ林だ。そんまま斜面を登っていくと牛石が原に出るだろう。ツツドリ、ジュウイチが鳴いていたが姿見られず。今日は、キビタキの鳴き声も聞こえなかった。




コガラ
コガラに続いてヒガラがでてきた。虫をくわえて、枝の上で何やらパフォーマンスをしていた。山地で普通に見かけるシジュウカラ科の鳥だが、生き物はいろいろな表情を見せてくれるので楽しませてくれる。この時期は、子育てに忙しそうだ。





大蛇嵓
森林軌道は大蛇嵓尾根と切り通しやトンネルで抜こうとしたようだが、資金不足で頓挫したらしい。トンネルは貫通していない。
中の滝
尾根に上がると一般登山道だ。期待していたアケボノツツジは強風で落花したようだ。シロヤシオが少し咲き残っていた。中の滝が見えた。松浦武四郎は大台紀行で1885年5月18日、「中の滝を下に見る。其の幅二丈斗(6m)にして高さ百丈(300m)と云。是は図する如き掌を立たる如き岩壁に落る滝なり。聊(いささ)か腰を打つなど云なく、実に見事の滝なり。那智にもおとらじと思うなり。是より川下を見る。次に図する如き小字有て東川村の出口に到ると、東に大蛇ぐら、あんどんぐらともによく見ゆ。」



