2022年5月29日 No.1445
大台ヶ原トロッコ道で探鳥(大台ヶ原)
オオアカゲラの若鳥
ミソサザイに続いて、オオアカゲラの若鳥が出てきた。4月上旬に産卵し6月になると巣立つ。頭は赤くなってきたがおなかがまだ産毛の状態だ。産卵から2ヶ月で餌を探して自力で生きていくたくましさに驚かされる。動きが少し緩慢であどけなさが残る。





白サコ
白サコ(武四郎はシロカケと書いている)で尾鷲道がトロッコ道に接近する。尾鷲道もトロッコ道も堂倉山を巻くかたちで傾斜を緩めている。堂倉山の南側からトロッコ道をたどった。明治から大正にかけて利用された軌道で、1世紀の時が経過しているが、軌道の後はしっかりと確認できる。もちろん、谷筋や傾斜の強い斜面では崩壊で軌道が流失しているがルートはしっかりと確認できる。
「三重県の森林鉄道」(片岡督 素野和朗)という書籍があるので、以後、この本に基づいて引用、考察したい。ここの軌道は、四日市製紙(大台林業)専用軌道だった。四日市製紙は現在、王子エフテックス株式会社。











堂倉山へ
軌道は堂倉山を巻いて紀北町、大台町の境界尾根の紀北側を通っている。今回は地池高(三等三角点) の手前までトレースし引き返した。尾根を登り返すと堂倉山だ。
ホトトギス
堂倉に上がるとホトトギスが近くで鳴いていた。忍び足で接近し見上げるが姿が見えない。ホトトギス、カッコウ、ツツドリ、ジュウイチなどカッコウ科の夏鳥は撮影が難しい。







