2021年11月7日 No.1394
仙ケ岳 南尾根ルート 鈴鹿 Page1
【行程・登山者】
林道ゲート(石谷川第2堰堤)7:05〜南尾根分岐7:40〜8:45滝谷不動9:00〜10:10仙の石10:35〜仙ヶ岳本峰1:50〜白谷御所谷分岐12:50〜白雲の滝13:45〜登山口 9.2km +1000m 6h50m 撮影、休憩時間含む
撮影機材 GoPro9 OLYMPUS E-M1mark3 M.ZUIKO ED12-100mm
【概要】
登山ガイドブック用の写真撮影で出かけた。寒冷前線の通過で風雨激しく、終盤の紅葉は壊滅状態だったが、谷筋は残っていた。仙ヶ岳の登山ルートがいくつかあるが、登山の醍醐味である尾根と谷のルートをチョイスしている。登山ガイドで紹介すると登山者が多くなるようで、踏み跡もしっかりとしていた。ただし、このルートは谷や痩せ尾根が連続するので、初級者には向かない。ある程度経験を積んでからトライしてほしい。
南尾根〜仙の石
南尾根は、アプダウンのある岩稜の尾根で、歩いていると変化があって面白い。御在所とともに地質的には領家帯に属し、深成岩である花崗岩が隆起してできた山稜だ。ただ、御在所との違いは、南部のほうが風化が進んでいることだ。表面がザラついて、結晶が剥がれるので滑りやすい。
野登山、仙ケ岳は開山の祖とされる仙朝上人入定の地とされている。入定と究極は修行しながらミイラになることだが、それが仙の石あたりだとすると、想像すると興味深い。醍醐天皇(897年〜930年)なので、今から1000年以上前だ。






仙の石 東峰
岩稜の展望が良い尾根から目指す仙の石のある東峰が見える。残念ながら紅葉はすでに終わっていたが、新緑は花の時期には歩いてみたくなる尾根で、2,3年に一度は自身も訪れている。仙の岩の風うらの温かいところで展望を楽しみながら昼食にした。




仙ケ岳 本峰
帰りは本峰を踏み白谷を下ることにした。ピークハントではないが、本峰殻に上がると、鈴鹿中部、鎌、御在所、雨乞方面の展望が開ける。もちろん、手前には宮指路、入道が見える。






