2021年11月2日3日 No.1393

池木屋山から迷岳縦走(台高) Page3

水越

水越には16:30に到着。まだ少し進めそうだが、野江股の頭への急登が壁のように立ちはだかっていて、もはや記録は残っていなかった。平坦地を見つけテントを張った。落ち葉の絨毯がフカフカで寝心地が良かった。5時半起床、6時半出発。
日の出
野営地
野江股の頭中腹の岩場展望

野江股の頭 1269.6m

三等三角点がある。点名は「大戸屋」。山名と点名の乖離が不思議だ。展望を楽しんでいると、はやぶさが現れた。世界最速の猛禽類だ。風に乗ってあっという間に飛び去った。
慰霊碑
三等三角点 標柱

地質

このあたりは巨大なカルデラの中に位置している。地質的にはジュラ紀の付加体で、要するに改定に降り積もった体積がが運ばれてきて複雑に変形している。2億年〜1億4600万年前の地層。主にチャートで、石灰岩や玄武岩は含まれていない。チャートは主に二酸化ケイ素で放散虫などの動物の殻が改定に降り積もってできた岩石。
世界最速の猛禽類 はやぶさ
檜塚の方面
チャート
コハウチワカエデ
朝日に輝く熊野灘
シロヤシオ
チャート
古ヶ丸山

白倉岳 1236m

野江股の頭から白倉間は何度か歩いているが久しぶりだった。白倉も台高の1山として取り上げたこともあったが、どちらからアプローチしても深い山になり、古ヶ丸山とセットで扱うこととした。大熊三山の中心だが、三山を日帰りでめぐるのは厳しい。
大台ケ原方面 紀伊半島の背骨だ
白倉山
迷岳