2021年10月2日3日 No.1385

剱岳 源次郎尾根の登攀 Page3

二日目 剣沢小屋出発

昨日の夕方、上空に換気が入ったようで氷河降るというハプニングがあった。10月に入っているので、冬型の天候になる。小屋のご主人が心配して、朝の状況を見て判断してくださいとのこと。そして、山頂に到着したら、小屋に連絡を入れてくださいとのこと。朝起きて見ると換気は抜けたようで、凍結はなかった。予定通り4時半過ぎに小屋を出発した。

剣沢雪渓

剣沢雪渓の状態によっては取り付きが核心になるが、事前情報では尾根出合まで雪渓がつながっているとのこと。安心して雪渓を下った。もちろん雪面は凍結しているのでアイゼンは必要だ。出合付近でモルゲンロートになった。

源次郎尾根出合

出合でアイゼンを外し、ストックをザックに仕舞って登攀準備をした。7月はすぐ、草付斜面に取り付けたが、この時期は雪渓が下がりじざれた斜面を這い上がった。トレースはしっかりとしていた。源次郎尾根の登攀といえば1峰のフェイスで、多くのルートが開拓されている。
剣沢雪渓