2021年7月11日 No.1368
八ヶ岳 大同心稜 横岳、硫黄岳 Page2
大同心稜の上部2
岩場では他に、イブキトラノオ、レンゲイワヤナギを見つけた。レンゲイワヤナギは小さな花で、ヤナギ科と聞くとなるほどと納得できる。高山に生育する小さくてかわいいヤナギだ。岩場には他にイワヒゲ、イワウメが咲いていた。草付と岩場が混在するところなので、はなのsy


大同心基部
基部に上がると、オヤマノエンドウ、イワオウギなど、マメ科の草花が咲いていた。ミヤマオダマキもたくさん咲いていた。ガスと風で撮影が難しかった。そして、ウルップソウが出始めた。







大同心ルンゼ
大同心ルンゼに入ると生育環境が少し変化し、ウルップソウ、チョウノスケソウ、ミヤマオダマキ、ミヤマシオガマ、ミヤマキンバイが多くなってきた。チョウノスケソウはバラ科の小低木でチングルマと同じだ。須川長之助さんが採取命名したことによる和名だ。北アルプスでも時々見かけるがそれほど多くはない。ウルップソウは、他の高山植物と比べると花の形に特徴がある。オオバコ科と聞くと納得だ。花の付き方、葉の形や出方がオオバコだ。分布域が、北海道、本州では白馬あたりと八ヶ岳なので希少だ。ルンゼを抜け砂礫地に入るとコマクサが出始めた。




