2021年4月8日 No.1337
大洞山 三重県 美杉の山 Page2
トウゴクサバノオ
今日のメインはやはりこの花で、レンズはこれ専用に60mmマクロを準備した。もちろん全体を撮るには、40-150mmTC20もいいが、テレコンをつけたままだったので、多少解像度が落ちてしまう。小指の先程の花だが、深度が狭くある程度絞らないといけない。しかし、カメラの深度合成機能を使うと花全体にピントが合う。この花は、関東地方より西の本州、四国、九州まで分布しているがなぜが和名が「東国鯖尾」。鈴鹿山系では、藤原岳、入道化岳で少し見かける。三重県では準絶滅危惧になっている。分布域は員弁、亀山、津市、松阪。キンポウゲ科らしい花の構造をしていて、外側の5枚は萼片で、花弁は軍配型の黄色だ。






他の花
大型の草本では、ハシリドコロが目についた。昨年は蕾がおおかったが、今年は花が開いた株が多かった。花を見るとナス科だとわかる。地味な花で、撮影の対象にはならない。実は、有毒植物で症状として、めまい、幻覚、異常興奮があるようで、和名はここからきたようだ。少数派では、シロバナネコノメソウ、タチツボスミレ、ヒメレンゲ、エイザンスミレが見られた。





