2021年4月8日 No.1337

大洞山 三重県 美杉の山 Page1

【行程】

大洞キャンプ場8:50〜東海自然歩道〜倉骨峠〜大洞山雄岳11:50〜雌岳12:40〜キャンプ場13:00
撮影機材 OLYMPUSE-M1mark3 M.ZUIKO ED 40-150mm EM5mark3 ED 12-100mm GoPro7

YouTubeバージョンはこちらですhttps://youtu.be/qg0gQ1kgeeg

【概要】

この山域は火山性の地質で火山灰が固まってできた凝結凝灰岩だが、意外と花の多い山域だ。特徴的な花としてトウゴクサバノオ、エイザンスミレが見られる。この季節他には、ハシリドコロ、セントウソウ、ヤマエンゴサク、ミヤマカタバミ、ヤマルリソウなどが楽しめる。野鳥は今回、アカゲラ、コガラ、ヤマガラ、ミソサザイ、シジュウカラが見られた。キャンプ場の山桜が満開だった。

大洞キャンプ場の山桜 

毎年、同じくらいの季節に訪れているが、山桜満開の時期になかなか合わなかった。今年はドンピシャだった。山麓の村では枝垂れ桜が満開で、4月の花はやはり、桜に適うものはない。
山桜満開
山桜

撮影機材

今回は花がメインで野鳥はサブと考えていたので、花のレンズにテレコンで野鳥に対応するようにした。レンズは M.ZUIKO ED Proで、12-100mm、花は60mmマクロ、40-150mm+TC20を準備した。本体はEM1mark2、mark3。出発の準備をしていると早速、アカゲラがやってきた。距離が30mくらいあって、40-150mm+TC20では短いが、今日は花が中心だったので仕方がない。この写真は、RAW撮影でPhotoshopで現像したが、新機能のスーパー解像度を使っている。解像度が上がるわけではないが、画像を2倍に大きくしてくれる。なかなかいい機能だが、処理に時間がかかる。
アカゲラ
アカゲラ
アカゲラ キツツキ科
自然歩道

東海自然歩道

苔むした石畳が続く歩道で、この季節は明るくて雰囲気がよい。大きな岩や石が山腹を埋めている。kの付近は室生火山帯で火山灰が降り積もり固まった地質で、それが風化、崩壊してこのような地形になったようだ。小毛が生えているということは、岩の下には水流があり、植物が育ちやすい環境になっていると思う。大きな岩が転がる地形なので、植林もできず、落葉広葉樹林が広がっている。野鳥たちは繁殖の季節に入っていて、特にミソサザイがあちらこちらで、大きな鳴き声が谷に響いていた。ちょこまかと動く小さな鳥で、しかも体色が茶褐色なのでとらえにくい。映像でも散りたかったが、写真がやっとだった。
ミソサザイ


水気のある場所なので、ネコノメソウが多い。ヤマネコノメ、コガネネコノメ、ニッコウネコノメ、シロバナネコノメソウなど。ヤマエンゴサク、セントウソウ、ミヤマカタバミも少し咲きだしていた。
コガネネコノメソウ
ミヤマカタバミ
ヤマエンゴサク
ヤマエンゴサク
セントウソウ
トウゴクサバノオ
コガネネコノメ
セントウソウ
山腹を埋める岩
自然歩道