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概要 南アルプスの女王は今年も微笑んでくれた。冬の仙丈ケ岳は今回で三度目だが、休みの都合で天候の選択が難しい。昨年は悪天のため一日ずらせてのアタックが功を奏したが今年は、曜日が移動できなく小屋での停滞も想定内ということで23日に入山した。天気は下り坂で登頂の24日の予報は微妙だった。結果的には寒波の隙を突いて春山のような天候に恵まれ女神は微笑んでくれた。還暦を過ぎてからの冬山テント装備は厳しいので、冬季営業のこもれび山荘が頼りになる。この山小屋、手作りの食事が売りで、今年もクリスマスメニューを堪能した。年末年始は60人の予約が入っているそうだ。もちろん正月料理でのもてなしだそうだ。微笑むシェフの頭には、おせち料理のメニューがぎっしり詰まっているようだった。
アプローチ 小屋から連絡が入り、仙流荘から戸台河駐車場の区間が林道工事のため通行規制があるようなので、8時半までに駐車場に入ることになった。伊那でNさんをピックアップし、予定通り8時過ぎに駐車場に入った。駐車場は昨年、登山者で賑わっていたが、今年は閑散としていた。天気予報では、明日から下り坂になるらしく、敬遠されたのかもしれない。
戸台河原 戸台河原から丹渓山荘廃屋までは全く雪がなかった。12月に入り低温が続いていたので谷や滝は氷結していた。若い単独男性と学生3人組にが追い越していった。


丹渓山荘 ここから長い河原歩きから登りに転じる。八丁坂をジグザグに登り一気に高度を稼いでいく。作業道を横切る当たりから積雪が見られるようになり冬山の雰囲気になってきた。ワカンを持参したが全く必要なし。鋸岳も甲斐駒もほとんど雪がなく、拍子抜けしてしまった。


甲斐駒ヶ岳 大平山荘
こもれび山荘 14時過ぎにこもれび山荘に到着した。昨年もお世話になったし、小屋に忘れてきたスパッツを送ってもらったりしたので、お土産を持参した。確か昨年は頼まれて、小屋の釣り銭を荷揚げしたことが思い出された。

こもれび山荘
夕食は5時からだそうで、たっぷりと時間があった。 とりあえずビールで喉を潤す。お酒の好きなNさんは、ワイン、ウイスキー、日本酒を私とTjさんはワインを持ってきた。我が家の畑で採れた野菜のぬか漬けとワケギをつまみに夕食まで団らん。

今夜の泊まり客は東京からの若いお兄さんと私たち4人だけだったので、気兼ねなく自由に過ごせた。夕食はクリスマスメニューだそうで、手作りのローストチキンとクリームシチューがメインだった。デザートのケーキも美味しくて大満足!明日の登頂に備えた7時過ぎに布団に入った。

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