ブッシュマンの概要 開拓者サイト「夕日の衛兵」
1P 5.9 25m、2P 5.9 20m 、3P 5.9 25m
4P 5.9 25m 、5P 5.10c 25m 、6P 5.9 20m
グレードは5.9で5ピッチ目の核心のみ5.10cとなっている。ボルトが整備されていて初級者から楽しめるフリールートだと思う。ルート名は「ブッシュマン」だが、ブッシュをうまく避けていて、快適なルートだった。但し、日本一の多雨地帯の大台ケ原なので、1ピッチ目が濡れていることが多いそうで、この日も、しっかりと濡れていた。
1ピッチ目 5.9 25m 素掘りのトンネルから数十m下ると右手に取付がある。古いスリングがぶら下がっているが、若葉が出始めるとわかりにくい。過去2回とも下り過ぎている。取り付きでは後続がいるときは落石に注意を払うこと。今回は、たくさんーほんまさん、たいちょうーうさぎの2パーティーで登ることにした。

さて1ピッチ目は、一段上がった土のテラスを少し左に移動したところで、よく見ると一つ目のピンが見えている。凹角に沿って登っていく。染み出した水が凍り付いていた。

終了点に近づくとほぼ垂直になるが、手も足もあるのでグレードはやはり5.9。 終了点はどのピッチもそうだが、3本のボルトとチェーンで頑丈に作られいる。


2ピッチ目 5.9 20m このピッチは、凹角のステミングが面白い。凹角を抜け、左の小テラスでピッチが切ってある。ブッシュもなくすっきりとしている。




3ピッチ目 5.9 25m 見通しが効くようになり、高度感も増してくる。レッジでハンギング気味のビレイになる。




4ピッチ目 5.9 25m 左のフェイスでブッシュマン2が接近してくる。頭上のハングを左のフェイスで超えていく。その上にはブッシュ帯があるが、ルートはその上の狭いバンドを右上するのが正解か。ピンがないので大きくランナウトする。バンドの出口にピンがある。ここもうまくブッシュを避けている。

