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■赤岳西壁主稜(八ヶ岳)
〜冬期クライミングの赤岳人気ルートにアタック〜

レポート No.930
日時:2015年12月30日31日
参加者:Tjさん、隊長、うさぎ

29日 鈴鹿(8:00)〜春日井(9:00)〜美濃戸(12:40)
30日 美濃戸(5:40)〜(8:40)行者小屋、登攀準備(9:10)〜文三郎道〜(10:20)西壁主稜取付、登攀開始(10:30)〜1P〜2P〜3P〜4P〜5P〜6P〜7P〜登攀終了(14:55)〜(15:10)赤岳山頂(15:30)〜赤岳天望荘(15:55)
31日 赤岳天望荘(7:45)〜地蔵尾根〜(8:30)行者小屋(8:50)〜美濃戸(10:50)〜ふれあいもみの湯〜鈴鹿(17:00)

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登攀終了し山頂へ  最終ピッチが終わりビレイを解除した。傾斜が緩み眼前に青空が近づいてきている。緊張感がほぐれるにつれ、心地よい疲労感が身体からにじみ出してきた。ロープをたたんでザックにしまう。歩き50mくらいで一般道に合流すると山頂はすぐそこだった。

   


無事に登攀完了!

今回は初見のルートで途中でルートミスもしたので、4時間以上かかったが、2人パーティーなら3時間くらいでいけそうだ。何度も来ているTjさんの予想通り15時過ぎに赤岳山頂に立つことができた。気温が上がらないままで、1ピッチの平均が45mくらいロープが出ているので、ロープ引きで、かなり体力を消耗している。やはり厳冬期の登攀は、そこにいるだけでどんどん体力が消耗していくようだ。今回は7ピッチで登ったが、雑誌やガイドなどを見ると10ピッチくらいで登っている。ロープの流れを考える、ツルベで登るなら、ピッチを切った方がいいのかもしれない。

   

   

天望荘へ 登攀が終わり山頂でもう少し余韻に浸りたいが、行動がおわると直ぐに身体が冷えてくる。南峰にも寄らず、写真撮って早々に天望荘に降りることにした。

   
左:縦走路を天望荘へ    右:毎年足を運んでいる小川山、瑞牆山

   
天望荘

天望荘には16時に入った。少しまだゆとりがあるようだが明日の大晦日は予約で満員のようだ。おしることコーヒーが飲み放題。登攀中はパンを半分程度食べただけだったので、温かいおしるこがおいしくておかわりした。夕食までに部屋で身体を休めた。Tjさんが自家製の梅酒を持ってきてくれたので、お湯割りでおいしく頂いた。


夕暮れの富士山

   
北アルプス          横岳

さて夕食は2グループ目で18時15分からになった。バイキングで食べ放題だが、おしるこ2杯がお腹に効いていて思ったほど入らなかった。どれもおいしい料理ばかりで満足できた。


夕食はバイキング

食事が終わり、湯たんぽをもらって部屋に戻った。部屋は宿泊棟の2階でベットの3人部屋。Tjさんの顔でいい部屋になった。外は昼間でもマイナス15度だったので、夜はもっと冷え込んでいると思うが、小屋の中は暖かくて快適だ。もちろんストーブは動きっぱなしだ。ワインと梅酒でしばし今日の登攀やらこれからの夢を語り合った。ぽかぽかの布団に入ると自然と目が閉じていった。


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