■烏帽子沢奥壁@谷川岳 |
レポート No.742 |
6月22日 榛名山黒岩でクライミング |
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懸垂下降 さて帰りが大変だ。50m懸垂3回で南稜の終了点へ。長い距離の懸垂は,ロープが絡んだり,落石を誘発したり,回収ができなかったりと,トラブル発生の要素が多い。一度トラブルが発生するとリカバーに予想外の時間を費やしてしまう。また,人為的なミスが大事故に繋がることがある。集中力を切らさず,一つひとつ手順を確認しながら降りて行った。しかしながらミスもあった。うさぎがATCを落としてしまった。なくてもカラビナで代用できるが,途中のルンゼに引っかかったようで先行していたすえつぐさんに拾っておもらい,ロープ回収時にロープに結んで引き上げることが出来た。基本的な操作ミスを犯さないように注意。南稜の終了点から更に4回懸垂して無事に開始点にもどってきた。最後のピッチでムシトリスミレがたくさん咲いていた。 急いで歩いて谷川岳ベースプラザには19:40分に到着。seitaroさんも私も明日は勤務なので早く帰りたいところだが、鈴鹿までは520kmの道のり、大半が高速道路だが運転を後退しても休憩は必要なので計算通りには走れない。がんばって走って四日市に1時30分に到着した。やれやれ。鈴鹿に帰りお風呂に入って2時半に布団に潜り込んだ。完 谷川岳は高所順応はそれほど気にする標高ではないが、技術、体力、精神力、経験によるルートファインディングなど、アルパインに求められる条件を満たさないと安全な登山ができないと思う。谷川岳に関して30回以上の登攀経験をもつたくさんのおかげて無事に、前回の凹状岩壁に続き、中央カンテを登攀することが出来ました。この場を借りて感謝します。
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2013-6-23 Copyright (C) 2013 k.kanamaru. All Rights Reserved. home |