■大同心雲稜ルート@南八ヶ岳 2012年7月31日8月1日No.684 たっくん、こばちゃん、とっちゃん、隊長、うさぎ 今回はたっくんの判断で、1−2(たっくん−うさぎ、とっちゃん)、1−1(こばちゃん−隊長)で登ることにプランされた。 1ピッチ目 急なフェースからハング 30m WA1 引用 http://mikiyatsu.jp/page070.html 登攀日 4時過ぎに目を覚まし朝食の準備に取りかかった。朝が早いのでまだ食欲はない。そんなときは雑炊などが食べやすい。しっかりとお腹に納め出発の準備をする。各自装備は、ヘルメット、ハーネス、安全環付きカラビナ(2)、カラビナ(3)、 ヌンチャク(3)、スリング(5程度)、ビレイデバイス(リベルゾor ATC)、 アタックザック、クライミングシューズ、6mmロープスリング(3程度)、手袋、ナイフ、 ホイッスル、(フィフィ)で、共通装備として私が、ダブルロープ50m、ヌンチャク10、カム2をザックに入れると結構な重さになった。まずは取り付きまでの急登をがんばらないといけない。適度に休憩を入れながら、大同心稜を登っていった。途中、カモシカと出合う。すぐに逃げようとせずこちらを珍しそうに向いていた。 ダケカンバが現れ、岩場にさしかかると、日当たりの良いところには、チシマギキョウ、カワラナデシコ、シコタンソウ、イブキジャコウソウ、ニョホウチドリなどの夏の花が出迎えてくれた。ちょっとした窟があるので底にザックをデポし、 ハーネスとギア類を装着し、アタックザックに必要な物を入れて、ロープを担いでいざ出陣。 1ピッチ目 さていよいよ、1ピッチ目が始まる。全6ピッチ中の1、6ピッチ目が核心とのこと。つまりいきなりの核心ピッチで、期待と不安が入り混じる。たっくんに後で聞いた話では、このピッチが自力でクリアできなかったら中止したそうだ。ここが駄目なら6ピッチ目も駄目ということだ。たっくんのリードを全員が注視。八ヶ岳は火山岩からなる山で、火山弾を火山灰で固めた(石をコンクリートで固めた)ような地質なので、岩壁には大小に石が埋め込まれたような地質になっている。よって、ホールド、スタンスともに豊富だ。意外としっかりとしているが、ときには、掴んだ石や乗り込んだ石が外れることがある。今回も全員が一度や二度は経験したはずだ。話はそれたが、皆の注目は、核心のハングのところだ。実際に立ちこんでみるとやはり被っていた。セカンドのうさぎもとっちゃんも、フィフィでうまくレスとしながら比較的スムーズにクリアした。鬼が牙のトレーニングが生かされたようだ。駄目ならA1(アブミ)を使えばいいが、今回はA0(ピトンを足場にしたり、ヌンチャクをつかむ)でクリアできた。6ピッチ目の核心に備え、筋力を温存できた。 心配だった1ピッチ目がA0でクリアでき少し見通しがついたようで、タックンの撮影にピースで答える。 2ピッチ目 このピッチも決して易しくはない。まず最初の1歩がリーチがいるので、女性陣は、お助けスリングに足を乗せて踏み出した。壁が立っているが、ホールド、スタンスが適度にあるので、快適な登攀だった。背があるのでフリーで登れたが、背の低い女性陣は、ヌンチャクを掴まないといけないところがあったはず。A0で 問題なくクリアした。 3ピッチ目 ピナクルを目指して登る草付きのフェース。少し傾斜が緩むが、草付きの斜面と浮き石に要注意。落石が怖い。草に足を置くと良く滑る。 |
2012年8月2日 Copyright (C) 2012 k.kanamaru. All Rights Reserved. home |