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2009年5月2,3日 白倉山、古ケ丸山、迷岳(台高)

 

白倉山、古ケ丸山、迷岳(台高)2009年5月2日3日 No.491 じんじん山、隊長
〜好天に恵まれ、春の台高を満喫した〜
第1日目(5月2日)江馬小屋谷林道終点P(7:54)〜ナンノキ平(11:02)〜(10:48)稜線1226(11:00)〜江股の頭1269(11:27)〜(11:52)昼1226(12:27)〜1205(13:20)〜(13:42)給水(14:19)〜白倉山1236(15:00)〜(16:00)古ケ丸山1211(16:14)〜白倉山(17:32)〜野営地(17:45)
第2日目(5月3日)野営地(6:50)〜1188(7:11)〜(8:20)大熊谷の頭1190(8:33)〜1250(9:30)〜(10:00)迷岳1309(10:26)〜尾根唐谷分岐(10:53)〜(11:27)唐谷(11:40)〜林道(12:28)〜スメール(13:11) 歩行距離 1日目+1570m 10km 2日目 9km +550m -1480mカメラ:α700 レンズ:VarioSnnar16-80mm コース

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 どんどんと谷を降ると岩場の断崖になり、そこで給水ができた。水量にもよるだろうが、これ以上谷を降れないので、水が出ていなかったときは困ることになるだろう。


バイケイソウが咲く谷を給水に降りる

  
給水地点に咲いていたアケボノツツジ

  
今にも咲き出しそうだシャクナゲのつぼみ

白倉山 ここからは白倉山に向かって徐々に登り返していく。ヒメシャラの幼木がブッシュを形成し、藪こぎのようになり、歩きにくかった。確か前回来たときは腰あたりまでの樹高だったが、4年もたつと背丈を超えていた。裸地ができると最初にはびこるのはヒメシャラのようだ。徐々に古ケ丸山が大きく見えてきた。ザックを分岐点にデポし、白倉山に向かった。ここには三角点はなく、標高点になっている。ヒメシャラの幼木がブッシュを形成しているが、今のところ360度の展望がある。眼下には大熊谷が深く谷を刻み、その向こうに大きな迷岳の山塊が横たわっていた。時計を見るとすでに15時になっていた。


古が丸山


白倉山山頂から見る迷岳1309m


白倉山山頂、標高点1236

難所 古ケ丸山は、ラクダのこぶが一つあって、その向こうがピークらしい。手が届きそうな所にあるが、凹凸があり歩きにくそうだ。この区間は自分自身、未踏になっているので時間予測が立てにくい。ここに来るまでに、大きなザックを担ぎ7時間以上行動しているので、体力の方もかなり消耗している。ザックを置いて空身になっているが、疲労感は否めなかった。歩き出すと直ぐに岩場が表れる。数メートルの降下だが、このコース中の難所となっている。ザイルとロープがそれぞれあるが、これはあくまでも補助のつもりで利用するのが鉄則。足がかりは少ないが、しかりと三点を確保しながら無事に通過した。

 降りたところにミツバツツジが群生していた。続いてナイフリッジを通過すると今度は3mほどの岩場の降下。この箇所は西にトラバースできる。岩の上に立つと高度感もあり展望も良い。


ナイフリッジ

  


二つ目の岩場


コウヤマキ 尾根西側の垣外俣谷の下流は宮川貯水池となっている。深く切れ込んだ大杉谷や、遠くに霞む大台ヶ原を見ていると、台高の山深さが感じられる。この難所を通過すると起伏の少ないコースとなるが、岩の多いごつごつとした地形なので歩きにくい。これを過ぎるとまたダウンになり、山頂に向かって最後の登りとなる。この辺りは疲労のピークで、お腹もすいてきてガス欠状態だ。気力を振り絞って16時に古ケ丸山の山頂に立った。ここには三角点の標柱がある。それほど広くなく岩の多い山頂だ。展望は西に開けている。特徴的なのはコウヤマキが多いこと。コウヤマキはもともと、ソハヤキ要素の植物で、九州山地、四国山地、紀伊山地に分布域が限定されている。


古ケ丸山の山頂が近づいてきた


コウヤマキ


古ケ丸山の三角点1211


古ケ丸山にて


稜線のミツバツツジと白倉へ続く痩せ尾根

  
痩せ尾根

  
岩場の登り返し


夕暮れの迷岳

野営地 帰路はより足取りが重くなり、1時間15分の所用時間を要した。時間も遅くなってきたので、幕営地点を白倉山周辺として、尾根の適当な場所に落ち着いた。水さえあれば、ふた張り程度のテントならどこにでも設営可能だ。食材を持ちより、ビールとウイスキーでミニ宴会となった。8時前にシュラフに潜り込むといきなり、爆睡モードに入ったようで、翌朝は小鳥のさえずりで5時半に目覚めた。ここは台高のテントの中と気づくのに多少のタイムラグがあった。

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2009年5月3日  Copyright (C) 2009 k.kanamaru. All Rights Reserved.  home