■白馬三山(北アルプス)2007年8月4日5日 No.418 隊長
〜白馬散々になるところだったが、最後に鑓が微笑んでくれた〜
8月3日 自宅(19:10)〜川越IC〜豊田JCT〜土岐JCT〜豊科IC〜猿倉市営駐車場(23:40)激しい雨
8月4日 猿倉市営駐車場(5:50)〜(6:50)白馬尻(7:05)〜雪渓(7:25)〜夏道(9:10)〜小雪渓(10:35)〜避難後や跡(10:45)〜白馬村営頂上野営場(12:25)〜風雨のために、テント内で停滞
8月5日 白馬村営頂上野営場(6:10)〜丸山2768m〜杓子岳2812m(7:25)〜(8:40)鑓ガ岳2903m(8:50)〜鑓温泉分岐(9:15)〜撮影〜(11:10)鑓温泉(11:25)〜小日向のコル(13:30)〜猿倉荘(2:55) 猿倉市営駐車場(15:25)〜自宅(20:05)
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●ハクサンイチゲ
高山ではごく普通に見られる花だが、花期は他の花よりも早いので、今回の山行では終盤に近かった。やはり花を開いた頃がきれいだ。

ハクサンイチゲ キンポウゲ科 イチリンソウ属 大出原で
●ハクサンコザクラ
高山では、白山と名の付く花がなんて多いのだろう。ハクサンコザクラといえば、やはり白山の室堂周辺の雪解け後の草地やら、別山に向かう稜線が思い浮かぶが、今回は大出原の雪解け後の草地で群生が見られた。

ハクサンコザクラ サクラソウ科 サクラソウ属



●イワオウギ

イワオウギ マメ科 イワオウギ属
●キンコウカ
この花は亜高山帯の水辺を好むようだ。小日向のコルの尾根を乗り越し樹林帯へ降下する斜面の草地に見かけた。このあたりの植生は伊吹山のようで、シモツケソウ、クガイソウ、モミジカラマツなどが多かった。

キンコウカ ユリ科 キンコウカ属
●キヌガサソウ
春、低山でよく見かけるツクバネソウと花がよく似ているが、まるで大きさがちがう。大柄で独特な形をした花はよく目に付く。亜高山帯の湿地などでよく見かける。白馬尻のあたりが花が見頃だった。

キヌガサソウ ユリ科 ツクバネソウ属

キヌガサソウ ユリ科 ツクバネソウ属
●ニッコウキスゲ
この花は低山から亜高山まで広く分布している。今回のコースでは、鑓温泉の上部の草付きの急斜面に群生をしていた。青空をバックに黄色の花が映えた。

ニッコウキスゲ ユリ科 ワスレグサ属

●コバギボウシ

コバギボウシ ユリ科

●ミヤマコゴメグサ
伊吹山で見かけるのがコゴメグサで、八ヶ岳や南アルプスがコバノコゴメグサ。北アルプスがこのミヤマコゴメグサということになっている。トリカブトの仲間も地域ごとに適応して変種が多いが、このコゴメグサも区別が難しい。「小米草」と書く。花が小さいのでこの和名がつけられたようだ。

ミヤマコゴメグサ ゴマノハグサ科 コゴメグサ属

●コイワカガミ
一年のうちで最もよく見るのがこの花かもしれない。この仲間は2,3種類あるが、4月、鈴鹿の山々で咲き始め、どんどん高度を上げていって、夏にはアルプスまで咲き上がる。5ヶ月も見ているので、真新しさを感じない。見事に群生しているのに、結局何も撮影しなかったことがあった。山ごとにもう少し花の色を変えてくれるとありがたいが。身勝手すぎるか。

コイワカガミ イワウメ科 イワカガミ属
●コケモモ
高山では普通に見られる花なので、大きなザックを担いで歩いているとついつい、撮りそびれてしまう。家に帰ってメモリカードを見てみると、一枚も記録してなかったことがしばしばある。花もかわいいし、それにもまして良い名前をつけてもらって、幸せなやつだ。

コケモモ ツツジ科
●コマクサ
高山を代表する花である。森林限界を超え、ハイマツさえ生えないような砂礫地に生える。登山口を出発して数時間、やっとたどり着いた稜線でこの花に出迎えられると、今までの苦労が一瞬で吹き飛んでしまう。先週は蓮華岳で大群生を見たが、杓子の斜面で見たこのひと株も、大変印象に残った。

コマクサ ケシ科 コマクサ属
●クルマユリ
あざやかで大柄な花は、遠くからでも人の目を引き付ける。時期的にはまだ咲き始めなので、群生が見られるのはこれからだと思う。

クルマユリ ユリ科 ユリ属

●ミネウスユキソウ
ウスユキソウに比べると綿毛が少なく、すっきりとした感じがする。この仲間も山ごとに進化していて変種が多い。いずれも高山に咲くイメージがある。このミネウスユキソウも、稜線の砂礫地にしっかりと根を下ろしているようだ。

ミネウスユキソウ キク科 ウスユキソウ属
●ミソガワソウ
登山口から亜高山帯あたりまで、いずれの山域でも谷筋でよく見かける花だ。花の容姿とこの和名が結びつかないが、木曽の「味噌川」という地名からつけられたようだ。

ミソガワソウ シソ科
●ミヤマアズマギク
キク科の花は黄色い花をつけるものが多いが、それらと比べると鮮やかで大変目立つ花である。園芸種ではないかと疑ってしまうが、間違いなく高山の花である。砂礫地を好むようだ。

ミヤマアズマギク キク科 ムカシヨモギ属

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