2006年9月2,3日 笠ヶ岳 |
■笠ヶ岳(北アルプス) 2006年9月2,3日 No.378 隊長 ページ1(2日) ページ2(2日) ページ3(3日) ページ4(3日) 朝夕のページ 笠のページ1 笠のページ2 花のページ1 花のページ2 大ノマ岳からは再び、正面の槍を見ながら、草付きの斜面を降下する。日当たりの良いところではすでに夏の花も終わり、あちらこちらでミヤマリンドウが幅をきかせている。 どんどんと下り、この稜線の最低鞍部を通過すると、今回のコース中では標高差にすると200mほどの最後の登り返しになる。この谷を下るとシシウドが原辺りになるのだろうか。シシウドが多かったのでそう思った。 鞍部から登り返し後ろを振り向くと、大ノマ岳2662mの山容が一望できる。この角度から見ると、均整のとれた円錐形をしている。しばらく進むと再び稜線歩きに転じる。正面には一昨年歩いた、西鎌尾根の稜線がよく見え、あの辺りはどうだったかなと思い出しながら歩いていると、弓折岳に到着した。見晴らしがいいので、分岐まで降りずにここでひと休みすることにする。昼食にラーメンでも作ろうかとも思ったが、鏡平の池に映る槍が気になっていたので、行動食のあんパンで昼食とする。薬師、三俣と歩いてきたという、年配のご夫婦と話を交わす。折立てから上がってきたが、笠まで行ってまた同じコースを戻るらしい。今はマイカー登山が多くなってきたが、時間さえあればこんな歩き方ができるのかと、羨ましく思った。 弓折れ分岐を通過し鏡平まで降りる。折り始める頃になるとガスが湧き上がり肝心の槍が見えなくなってきた。とりあえずは池の畔まで行って、一休みすることにする。先客がひとりのんびりと構えて、昼食時間を楽しんでいた。私はここが初めてだけど、先ほどまではっきりと槍が池に映っていたよ、とのことだった。私はここを通過するのが7回目だが、いつもガスで真っ白けだ。行動食程度の昼食をとり時間を稼ぐが、ガスが晴れる気配はないので、観念して鏡平を後にした。 鏡平を後にまずはシシウドが原へ。この季節にこの場所を通過するのは初めてだ。たくさんのシシウドが群生している。これが名の由来になったことは、このシシウドをみてうなずけた。稜線はガスに隠れているが、谷筋は日差しがきつく、疲れた体にはこたえる。こんなときに今後高度計を見ているとなかなか数字が減っていかない。少し高度を下げたところになるシシウドが原もしかり。たくさんシシウドがある。秩父沢で一休みしてから黙々と歩き、やっと林道に出た。そのままワサビ平小屋まで降りる。水に浮かぶリンゴ、オレンジ、キュウリ、トマトがなんとも魅力的に感じが、少しばて気味になってきたので体が甘いものを欲しているようなので、ペプシコーラを飲む。先着の登山者がおいしそうに名物のひやむぎを食していた。 1時間も林道を歩くと足首が痛くなってきが、もうひとがんばりなのでそのまま新穂高温泉へと下った。完! ページ1(2日) ページ2(2日) ページ3(3日) ページ4(3日) 朝夕のページ 笠のページ1 笠のページ2 花のページ1 花のページ2
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