2006年2月18日19日 御池岳、鈴北岳(鈴鹿)
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■2006年2月18日19日 御池岳、鈴北岳(鈴鹿)No.355 こうたろうさん、隊長 丸山の南のピークからボタンブチを見下ろす。ここにザックをデポして、西のボタンブチから鈴北岳を周回することにする。
灌木が邪魔にはなるが、笹を分けることもなく、雪にかき分けることもなく、いとも簡単に雪上を歩くことができる。これで気温が上がってくると雪が解けて歩きにくくなるだろう。すいすいとテーブルランドの縁を歩いて西のボタンブチに到着する。比良の雪を抱いた山並みが地平線上に浮かび上がっている。夕日のテラスを経由して鈴北岳に向かう。日本庭園に降り立つと、雪解けでところどころ地肌が見えていた。
鈴北岳に立つ。ここからの展望も素晴らしい。伊吹山や霊仙山が間近に迫り、雪上を散策する登山者の歓声が聞こえてきそうだ。時間が止まっているような錯覚を覚えるが、時計は確実に時を刻み、帰路のことが頭をかすめだした。そろそろ丸山に戻ることにする。
山名を刻んだ柱が、まだまだ雪に埋もれている。時間は11時を過ぎたところだ。木和田から登ってきた単独の散人がちょうど山頂に到着したところだ。とにかく今日は登山に適した雪質になっているので、夏のタイムよりもむしろ時間を稼げるかもしれない。皆さんワカンやスノーシューを持参しているようだが、今日はお荷物になっているようだ。
左 穂高 右 乗鞍 デポ地点に戻り軽く昼食をすませる。少し曇りがちな天気になってきたところで、そろそろ気分は下山モードになってきた。今回は丸尾で下山することにしたので、カタクリ峠からの若干の登り返しが気になる。標高差は100mほどなので登りのうちに入らないが、それでも下山時に登りがあるのはあまりうれしくない。二日目の午後ともなるとザックが重く感じ始めるときだ。重力に従い丸山下る。雪がクッションの役割を果たしているので、筋肉や関節にかかる衝撃が和らぎ、したがって疲労も軽減されているようだ。カタクリ峠まで一気に下る。
P1054冷川岳までは県境稜線をたどることになるが、あまり通らないルートなだけに記憶が曖昧だ。県境稜線に踏み出すと双方向のトレースがある、やはり利用している人がいるようだ。丸尾にしろ木和田いしろ、とにかく県境稜線のピークであるP1054冷川岳までは登り返さなければならない。さもなくばコグルミを降りて国道を歩く。
13時過ぎにP1054冷川岳に到着した。目印があるので迷うこともないだろうが、降下する尾根を間違えたくはないので、コンパスを40度にセットする。寒山までは40度で降下し、95度の尾根で降下することになる。シリセードの連発でP673まで降下した。寒山手前でのやせ尾根のトラバースは難儀だが、木和田尾と比べると距離的にも同じくらいだ。歩きやすさの天では、木和田尾ルートに軍配が上がる。15:15に駐車地に到着した。まだ少し時間があるので、節分草の咲き具合を確かめに山麓のいつもの所をチェックする。咲いていました。ほぼ満開の状態だ。花付きもよくて今年も期待できそうだ。
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