2006年2月18日19日 御池岳、鈴北岳(鈴鹿)
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■2006年2月18日19日 御池岳、鈴北岳(鈴鹿)No.355 こうたろうさん、隊長 P1241東方のピークからの展望は抜群だ。濃尾平野に広がる光の海。夜景の有名な観光地は多くあるだろうが、この御池テーブルランドからの夜景とは比べようがないだろう。雑踏はない、誰にも気兼ねせずに好きなだけ眺めていることができる。P1241を独占しいつまでの眺めていたかったが、足下からしんしんと冷え込んできた。三脚を持ってこなかったことが悔やまれる。雪面にカメラを固定し何度もシャッターを切るが、うまく撮ることができなかった。手足がかじかんできたのでテントに退散した。冷え切った体を温かい紅茶で温め、再びシュラフに潜り込む。
風邪もなく静寂に支配されたテーブルランドでは、安眠を妨げる要素など何もない。気がつくと朝6時だった。ダウン800gのシュラフだったが、朝方の冷え込みで少し足の方に寒さを感じた。シュラフカバーの入れ忘れを少し反省する。残った野菜を入れてラーメンを作り暖まる。紅茶を作りポットとペットボトルに詰め込む。
日の出の時間が近づいてきたので展望の良いP1241に上がてみた。東の空は赤らみはするが、雲が多いので日の出は確認できなかった。ただ空気の透明度はかなり高く、北から順に能郷白山、白山、北アルプスの笠ケ岳や槍穂高連邦、乗鞍、御岳、中央アルプス、南アルプスなど、日本列島の背骨を構成する主要山岳が一望できる。特に全山白色の白山が、朝日に赤らむ様子を見ていると、もう少し近くから見てみたいという衝動に駆られた。願わくば富士山もと思い、デジイチの望遠レンズでのぞき込みが、同定できなかった。家に帰ってから、撮影した写真をカシミールで照合してみたい。
体が冷えてきたのでテント場に戻り、荷物を整理し撤収を始める。その後荷物を置いたまま、蒼のドリーネの様子を見にいくと、わいわい人の声が聞こえだした。話を聞くと昨夜は真の谷で泊まったそうだ。賑やかな10人ほどの団体に、テーブルランドの静寂が破られる。ザックを取りに戻り、奥ノ平から丸山へ行くことにする。途中、朝4時過ぎにゲートを入り鞍掛峠から鈴北経由で歩いてきた山人に出会う。4時過ぎに出ないとこの時間には到着できないようだ。
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