2004_09_11,12 立山、西鎌尾根(北アルプス)
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■西鎌尾根(北アルプス) 2004年9月11,12日 隊長 昨夜は9時に目が覚め、お腹がすいたので生野菜をふんだんに使った特製ラーメンを食べる。水も汲んでなかったしトイレへも行きたかったので、テントから外へ出ると、なんと満天の星空がひろがっている。手の届きそうなところに、プラネタリウムの主役たちが居座っている。明日は期待できそうなので、槍まで歩いてみよう、と心に決める。テントに戻り酎ハイを飲みながら、時間の計算をしてみる。明日は一日中フル装備で歩くことになるので、予定の時間にある程度の時間をプラスすることになる。もう少し若ければ、足に故障がなければ、など色々と考えても、状態はなにも改善しない。計算通りなら、西鎌尾根縦走に3時間45分、下山に5時間40分かかることになる。千丈沢乗越から槍をピストンすると3時間30分が加算される。全部足すと12時間を超えてしまう。やってやれないこともないがと思いながら眠りにつく。 目が覚めると4時を過ぎていた。5時には出発したいので、急いで準備にかかる。朝は具だくさんのスープ餃子。行動食としてアルファ米の五目ご飯とシソジャコめしを作る。稜線でガスが使えなくても大丈夫なようにいつものスタイルだ。それにキュウリとキャベツとマヨネーズと明宝ハムが食料として残っている。これだけあれば十分だ。 夜露にぬれたテントをたたむ手がかじかんでくる。昨夜は放射冷却でぐっと冷え込んだようだ。もたもたしていると、小屋の発電機が動き出した。時計を見ると5時だ。若者3人グループが先に双六に向かって出発したようだ。それとは逆向きに槍を目指す。日の出までに樅沢岳2755mまで登りつきたい。息を切らせて登る。
遠くに薬師岳
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