2023年10月2日 No.1526
藤原岳天狗岩野鳥と秋の風景
【行程・登山者】
【9月28日】
白瀬峠登山口7:30〜野鳥撮影〜11:20蛇頭ケ平〜12:04天狗岩13:08(野鳥観察)〜蛇頭ケ平13:55〜白瀬峠登山口15:40 11.2km +1100m
【撮影機材】OM-1 PANALEICA50-200mm+TC20 SONY ZV1 DJI ACTION3
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【概要】
探鳥と秋の風景撮影で白瀬峠登山口から天狗岩を往復した。ルートのチェックと風景写真は、山と渓谷12月号の原稿準備。探鳥の第一目標はクマタカの観察においたが出てこなかった。紅葉は始まったばかりだが、秋の実りの季節になり、野鳥たちが活発になってきた。見られた野鳥はオオアカゲラ、アカゲラ、ヒガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロなど。白瀬峠登山口から登る天狗岩は人が少なく静かな山域だ。5>
白瀬峠登山口
鈴鹿山系は前線の通過後、移動性高気圧の勢力下に入る。少し風は強そうだが、気温が下がり気持ちよく山歩きの出来る日になった。登山口にはすでに1台の車が駐められていた。5>
この登山口は、藤原岳登山で周回ルートで利用する。鉄塔巡視路がが登山道として使われ、坂本谷ルートが崩壊してからはメジャーなルートになった。県境稜線のピークは蛇頭ケ平で、二等三角点が設置されている。
田のあぜに咲く彼岸花と藤原岳
秋の実り
谷を抜け尾根道になると、ナラ、カエデ、シデなどの落葉樹に入る。
ヤマボウシ
栗
オオアカゲラ
この時期はあまり鳴かないし、ドラミングもしない。餌を探し、木をつつく音、キャッキャッと鳴く声で存在が認知できるが、アカゲラかオオアカゲラの判断はつきにくい。食事に霧中のようなので、少し粘って距離が近づくのを待った。木々が葉を落とす前なので撮影できる確率は低い。5>
やはりオオアカゲラだった。わずかなチャンスでとらえることができた。
オオアカゲラ
オオアカゲラ
実は動物たちに食べられていた
イタヤカエデ
稜線付近に大きなイタヤカエデがある。まだまだしっかりしている。まだ色づいてはいなかった。縦走の3人組と行き交った。多分登山口に車がそうだろう。デポしておいたようだ。5>
イタヤカエデの大木
イタヤカエデ
シロヨメナ
ホオジロ
よく鳴くし、それほど逃げないので、見つけやすい。見通しの良い所に留まるので撮影もしやすい野鳥だ。5>
ホオジロ
ホオジロ
蛇頭ケ平
県境稜線のピークは蛇頭ケ平で、二等三角点が設置されている。興味深いのは点名で「坂本村」だ。一般的には山名がつけられるが、おそらく山名がなかたので、山麓の村の名前がついたのか。標高は1143m。明治20年9月に設定されている。送電鉄塔があるので、周辺は整備されている。5>
池ケ岳
三角点のある鉄塔
サワフタギ
山地に自生する樹木で、人の背丈よりちょっと高い。ハイノキ科。黒紫色の実が特徴。タンナサワフタギにも見えるが、葉の形、実の色で判断した。5>
ガマズミ
この赤い実と葉をみるとスイカズラ科ガマズミだろう。
サワフタギ
サワフタギ
ガマズミ
サワフタギ
オニグルミ
縦走路のこの辺りにはオニグルミが何本かある。葉の鋸歯が小さいので、サワグルミで合うなさそうだ。木の高さもサワグルミほど高くない。山地のちょっとしたくぼ地。相総合的に考えるとオニグルミにようだが。5>
カケス
鬼クルミの実
苔むしたカレンフェルト
苔
ゴマキ
ガマズミに似ているが、これほどの大木にはならないと思う。スイカズラ科ガマズミ属。枝や葉を傷つけるとガマの匂いがすることによる。5>
ゴマキの実
ゴマキ樹皮
シソ科のなんでしょうか?