2023年9月1日 No.1521
鈴鹿山系 鈴北岳 花と探鳥
花はほとんどない
カリガネソウ、シロヨメナ、トリカブトなど期待したが全くなかった。ところが異変が起こっている。なんと、シソが至る所で群生していた。鞍掛峠からちらほらあったが、なんと日本庭園付近から西のボタンブチにかけて群生している。なんということだ。野の草花が産地で見られるほど温暖化が進んだということだ。5>
マツカゼソウは以前から多かったが、これは以前と変わらない。ミカン科の草本でおそらく、鹿が食べないのだろう。この辺りで息にこっているのが、バイケイソウ、イワヒメワラビ、オニシバリ、フタリシズカ、テンナンショウ類、マツカゼソウなどで、いずれも鹿の不嗜好性植物として知られる。群生しているのでシソも食べないのだろう。
			
			
			
			
			
			山地の草花として以前は、シオガマギク、ミツバフウロ、リュウノウギク、カワチブシヒヨドリ花、シロヨメナ、アキキリンソウなど見かけた。それらの花を探したが,一輪も見つからなかった。多分シカの食害が原因だと思われる。食べられる草花はすべて食べ尽くしたか。山腹以外で鹿は見かけなかった。緑の草原が広がっているように見えるが、よく見ると苔とイワヒメワラビだけだ。緑の砂漠のようだ。5>
花の咲く草花がなくなると昆虫が減少し、それを食べる、兎、蛇、など小動物が居なくなる。当然、大型猛禽類は生きていけなる。そういう意味でクマタカがいるかどうか、それは自然の指標でもある。