2023年5月17日 No.1512

鈴鹿御池岳・鈴北岳「花と夏鳥」

【行程・登山者】

【5月17日】コグルミ谷登山口〜カタクリ峠〜バリエーション〜東池〜奥ノ平〜御池岳〜北池〜鈴北岳〜鞍掛峠〜トンネル東登山口
OM-1 PANALEICA50-200mm TC20 EM-5M3 M.ZUIKO12-100mm 10km +-900m


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【概要】

御池岳は春の花が終盤で、ヤマブキソウ、ニリンソウ、エビネなどが見られた。夏鳥は、カッコウ、ツツドリ、オオルリ、キビタキ、コマドリ、留鳥はアオゲラ、ヒガラ、ミソサザイなど。若葉がしげり撮影の難し季節になった。昨年見られたクマタカも今年はまだ見ていない。気温がグングン上昇し夏山だった。沢に行くか、標高の高い山に行くか、鳥類と同じで漂鳥のように移動する時期になってきた。

鞍掛峠〜登山口

花の時期が過ぎたので、登山者が少なくなってきた。気温が上がり、コグルミ谷はヤマヒルが出やすい。オオルリ、キビタキの鳴き声を聞きながら登山口まで下った。

昨年はこのときにクマタカが舞ったが、今年は姿を見ない。今年の三月、坂本谷で知り合いのMさんが、クマタカの死骸を見つけた。このあたりに1ペアいたので、その個体かもしれない。なんともかなしい気持ちになった。
コグルミ谷登山口には今年から、駐車禁止の看板が立てられているにもかかわらず、その看板の前に駐めている登山者がいた。大多数の人は、ルールーを守って楽しい登山がしたいとおもう。美しい花は、澄んだ心に映えるものだ。
緑が深くなってきた
アズキナシ
フジ
マユミ ニシキギ科

コグルミ谷

花はほぼ終盤になっていた。ニリンソウ、ヤマブキソウが咲き残っていた。花生い茂り日陰で光量不足で野鳥撮影に無は向かい。ミソサザイやオオルリが鳴いていたが、見切りをつけて右岸尾根に上がった。

ヤマブキソウ
コグルミ谷
ケラの仕業
シロモジ

右岸尾根

尾根に上がるとアオゲラ、オオルリ、キビタキ、ヒガラが鳴いている。ヒガラは容易に撮影出来た。アオゲラが出てきたがタイミングが悪と逃してしまった。
御池でシロヤシオは中々見ないが、右岸尾根には何本かある。

葉が茂り虫類が多くなる季節で、野鳥には恵が多く子育ての時期に入る。アカゲラやアオゲラがあまり鳴かなくなり見つけるのが難しい。きがついたときには直ぐ近くにいて直ぐに逃げてしまう。じっと待つのが得策だが、登山で歩いているのであまり時間を使えない。撮ろうと思うと、行程を短くして、待つ時間の確保が必要だ。
ヒガラ
ヒガラ 巣があるようです 雄と雌が出入りします
ヒガラ
アズキナシ
シロヤシオ
カジカエで
チドリノキ

中腹でエビネ

中腹でラン科のエビネがちらほらと咲いていた。アオゲラやアカゲラは鳴かずに突然でてくるので対応が出来ない。何度も撮り逃がす。すると山頂直下でコマドリがさえずる。

コマドリは夏鳥で亜高山帯で見かけるが、御池岳は渡りで立ち寄る。昨年もこの時期に鳴き声を聞いた。かなり近くで鳴いてくれたが、姿をとらえることが出来なかった。残念だ。今日の野鳥撮影、すべてにタイミングがずれている。
エビネ
エビネ
エビネ
エビネ

テーブルランド

岩場にメノマンネングサが、それからニリンソウがたくさん咲いていた。バイケイソウが延びてきて、オオイタヤメイゲツの葉が茂ってきた。

多少風があるのでなんとかしのげるが、気温が急上昇して夏山だ。カッコウが鳴いている。こういう開けてところに生息する。これも夏鳥だ。
メノマンネングサ
バイケイソウ