2023年5月5日 No.1508
仙香山周回 花と探鳥(鈴鹿)
【概要】
今年はツツジ科の花が当たり年なので、シャクナゲ、シロヤシオ目当てで三池山域を歩いた。また、野鳥撮影は登山者の少ない山域、ルートがいいので、段木尾根を登り中峠を下った。このルート沢と落葉樹林が多く野鳥が多く観察できる。夏鳥のオオルリ、キビタキねらい。
八風街道
岩ヶ峰、三池登山口付近は登山者の車が並んでいた。明日から天気は下り坂で、GW後半の登山チャンスで入山者が多かった。遅めの出発で野鳥撮影にポイントを置いて出発。
キビタキ
今年はまだ、夏鳥がまともに撮れていないので、山頂を気にせず少し粘りながら進む。八風街道は最初、植林帯が続くがキビタキは、常緑樹林の中層から上層にいる。鳴き声がよく聞こえている。警戒心が強く20m以上離さないと飛ばれてしまう。身を潜め近づくのも待つが、なかなかチャンスが来ない。移動したときに見つけるのがポイント。少し距離が遠かったがなんとか撮影成功。30分も使ってしまった。今日は登山だが、一つ目標が達成できた。
滝ヶ谷の大滝
谷に入り明るい所ではオオルリがよく鳴いていた。樹木の花はアオダモか。滝ヶ谷の大滝は水量があって見応えがあった。
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段木尾根を登る
街道より人の少ない段木尾根を登る。ミツバツツジが咲き残り、イワカガミの花が開き始めていた。シャクナゲも咲き始めていて、今年は、花付きが良い
シロヤシオ
標高が700m付近でシロヤシオが咲き始めていた。山頂はまだ少し花の時期には早そうだ。シロヤシオも花付きが良い。今年のツツジ科は全般的に、花の多い年だ。
オオルリ
オオルリがいいところで鳴いていたが、少し距離が遠い。テレコンつけて800mm相当で撮影した。オオルリは日本三大鳴鳥といわれるスズメ目の三種。オオルリ、コマドリ、ウグイス。コマドリは亜高山帯で繁殖するので、鈴鹿では移動途中に立ち寄ってくれる程度。この日も、オオルリとウグイスはよく鳴いていた。鳴き声ではゴジュウカラ、ホオジロがよく鳴いていた。
ホンシャクナゲ
標高が7800m付近でシャクナゲが多くなる。8分咲きくらいで鑑賞にちょうどよい咲き具合だ。悪天候で花の痛みが早くなるので、良い時期に来れたと思う。何年かに一度の花の当たり年なので、しっかりと観ておきたい。
段木
展望の良い尾根だ。東側の尾根なので県境稜線が一望できる。新緑が綺麗だ。山肌にシロヤシオやミツバツツジ、シャクナゲが点在しワンポイントになっている。この時期限定の風景だ。シロヤシオはまだ2分咲き程度で、下部によっては満開の株があり、風景撮影に使わせてもらった。