2023年4月27日 No.1504

栗の木岳・修験業山周回

【行程・登山者】

【4月27日】若宮八幡駐車場8:15〜二九八の滝〜10:30若宮峠10:50〜11:30栗の木岳11:45〜若宮分岐12:35〜高宮12:50〜13:10修験業山13:25〜高宮13:40〜若宮八幡駐車場15:05 8km +875m 
Sony α7M4 tamron 28-200mm OM-1 panaleica 50-200mm MC20 Action3


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【概要】

分県登山ガイド「三重県の山」では、高見山地の一山として掲載している。シャクナゲの綺麗な山として知られるが、登山者はそれほど多くはなく、静かな山歩きの出来る山だ。松阪の香肌イレブンの山として紹介されている。

若宮八幡

若宮八幡宮は全国になる。仁徳天皇を祀る宮らしい。西暦5世紀初に創建されたと伝わる日本最古の若宮八幡宮。伊勢国司北畠氏や津藩主藤堂家も代々の祈願所としたそうだ。中世は修験道の霊場となったそうで、修験業山の名と一致する。

高見山地の山

平日で駐車場は空っぽだった。都市部からのアクセスが遠いので、それほど登山者が多くはないだろうが、一度は登っておきたい山だ。ルートチャックと撮影で、定期定期に登っているが、やはりシャクナゲの咲く頃がお勧めだ。シャクナゲは今年、花をたくさんつける当たり年だ。
川上若宮八幡宮
登山口

大宮谷ルート

修験業山、栗の木岳とセットで登りたい。どちらから回っても良いが、修験業山を主とするなら、栗の木から周回した方がいいかと思う。今回は栗の木から登った。大宮谷にそって登ると、若宮峠で飯高からのルートと合流する。大宮谷は水量が多く、美しい谷だが、何度も渡渉がある。

谷の上部では、イチリンソウ、ヒトリシズカ、トリカブト、ユキワリイチゲの葉、タニギキョウの花が確認できた。野鳥はアガゲラ、キビタキ、オオルリ、ミソサザイが鳴いていた。
トリカブト
ユキワリイチゲ
イチリンソウ
山腹の様子 オオルリが鳴いていたあ

若宮峠

飯高方面の展望が開ける。標高は約800mで、ここから標高差200mの急登で栗の木岳だ。雨の後でよく滑った。要所の固定ロープで助けられた。

このあたり、バイケイソウ、トリカブトが多い。以前はヤブレガサも多かったが、あまり見られなくなった。さて、山頂直下でシャクナゲが出てきた。これまでに取材で何度か登っているが、時期といい、花付きといい、いいタイミングで登れたことが嬉しい。
ヤブレガサ
局ヶ岳 円錐形のいい山容だ
栗の木直下のシャクナゲ
局ヶ岳