2023年4月21日 No.1501
草花と夏鳥を探して愛知川散策
【概要】
先週あたりから鈴鹿の山に夏鳥が渡来した。まだ、山麓から中腹辺りだが、オオルリ、キビタキを見ることが出来た。ミツバツツジの花は終盤で、アカヤシオが今見頃になっていた。ヤマシャクヤクは花のつぼみが膨らみ始めた。おそらく来週には咲き始めそうだ。
朝明渓谷
平日だが駐車場は盛況だった。歩き始めると、オオルリの鳴き声が聞こえた。4月中旬になり山麓でさえずりが聞かれるようになっていた。
この時期は木のてっぺんに留まって雄がなわばりを主張するので見つけやすいが、空がバックになり撮りにくい。


芽吹き
イロハモミジ、ウリハダカエデなど芽吹きが始まっている。ヤマザクラ、ミツバツツジが見頃だ。カエデ科は2属しかなかったようで、ムクロジ科に入ったが、カエデの方がなじんでいる。スミレはいつも同定に困る草花、茎があるなしで大別される。花よりまず葉の形で、これ被被針形で、ナガバノスミレサイシンかな?
オオルリは明るいところで鳴いてくれるので撮りやすいが、キビタキは常緑樹の中に身を潜め鳴いている。鳴き声で存在はわかるが、なかなか姿がとらえにくい。枝かぶりだったのでえ、少し位置を変えようと動いたら感づかれてしまった。





渡り
キビタキもオオルリも夏鳥だ。東南アジア(フィリピンやボルネオなど)で越冬し、夏に渡来する。体長13センチほどの小さな鳥だが、数千キロも飛んでくる。渡りをする鳥の能力は卓越している。
ちょうど若葉が出る頃に来る。若葉が出ると餌となる昆虫が多くなることを知っている。日本で繁殖し、9月には越冬のため東南アジアに向かう。






