2023年4月13日 No.1498
茶野からコグルミ谷 花ハイク
【概要】
茶野は御池岳から北西に延びる尾根上のピークで標高は938mある。山麓の大君ヶ畑から塘路があるが、昭文社の地図には登山道として記されていない。しかし、実際に歩いてみると道跡ははっきりとしている。目印のテープもある。かつては炭焼きや山仕事の杣道として使われていたと思われる。岩質が石灰岩で、御池岳に見られるような草花が期待できる。今回車を一台、鞍掛峠にデポし、大君ヶ畑からコグルミ谷に抜けてみた。
大君ヶ畑
車を一台、鞍掛峠にデポし、大君ヶ畑まで国道をくだった。村の中には特に駐車地はないので、みなさん路肩に駐めているようだ。昭文社の地図に登山道の記載はないが、しっかりとした作業道が尾根に通じていた。気温が急激に下がったらしく、素手の手は冷たかった。
鉄塔まで上がり尾根に乗った。展望の良い所だ。石灰岩質のために樹木が少なく、開放的に感じる尾根だ。カケス、ヒガラ、アカゲラの鳴き声が聞こえる。早速、カケスの撮影チャンスがきたが失敗。フォーカスエリアの設定が戻してなかったのが原因。今日はは野鳥撮影苦戦しそうな予感がする。






ヒトリシズカ
ヒトリシズカがちらほら見られる。ちょうど見頃だった。カテンソウ、フクジュソウの葉を確認した。
ウラシマソウ
仏炎苞の付属体が上に延びて、釣り糸を垂れる浦島太郎に見立てたそうだ。












茶野
登山口から標高差600m1時間半で茶野に登り着いた。ひと登りした感がある。日射しがあって暖かくなってきた。樹木は茂らず石灰岩が露出している。遮る物がなく展望が良い。南東に顕著なピークが二つ見えている。手前が鈴ヶ岳1130m、向こうが鈴北岳1182mだ。山深い山域のまっただ中にいる感じがする。
黄砂の影響で霞がかかったようだ。遠望が効かない。広々としていて、これから歩く稜線がよく見えている。



