2023年3月14日 No.1491

春の鍋尻山権現谷林道で周回(鈴鹿)

アオゲラ キツツキ科

アオゲラかアカゲラかは判断できないが、保月に集落付近でドラミングが聞こえていた。チャンスがあるかもと思い、山を下ってくると、再びドラミングが聞こえる。きょうのラストチャンスなので、少し粘ることにした。落葉樹林から飛び出してきて、なんと杉の木にとまった。

動きが速いので撮影の難しい鳥だが、杉の木にとまると動かなくなった。杉の葉が被っている。もう少し動いてくれないか、という思いは通じない。やはり今日は、野鳥が動かない日のようだ。休憩に入ったようだ。アオゲラの撮影には苦労させられるが、こんなに動かないのは初めてだった。枝が被っていなければいいのが撮れたが、ちょうど顔のところが枝に被っていた。10分以上粘ったが動かない、諦めかけた頃にいなくなった。今回は、しっかりと観察できただけでよしとしよう。
アオゲラ
アオゲラ

ミスミソウ

ミスミソウに関しては予想通り見頃を迎えていた。鈴鹿山系も日本海が近づくほど多くなる。そして花も大きくなる。

マクロレンズの出番だ。90mmは深度が浅くなるので、深度合成を使いたいが、風が強くて駄目だ。絞ればいいが、背景ボケが小さくなる。どの辺で折り合いをつけるか、単焦点レンズを使った撮影の醍醐味だ。距離と絞りと深度は、このレンズを使い込んでいかないと感触がつかめない。
霊仙山 西南尾根
ダンコウバイ 花柄がないのでダンコウバイかな アブラチャンとの区別

まとめ

草花は予定通り撮影できた。花の時期をフクジュソウに会わせるとミスミソウが早すぎる。今回は、ミスミソウに時期を合わせたので、フクジュソウは花の終盤だった。

野鳥に関しては、まだ少し時期が早い。ヒガラ、ヤマガラなどもう少し出てきてもいいはずだが、おとなしかった。キツツキ科は、繁殖期に入る直前で、まだドラミングや鳴き声が少なかった。繁殖期に入ると、ドラミング、鳴き声共に多くなり、見つけやすくなる。他にイカル、ミソサザイ、カワガラスが確認できたが撮影は出来なかった。ヤマセミを期待したが、石灰岩の谷は水がなかったので、いないと思う。もう少し下流なら期待できそうだが。