2022年12月15日 No.1481

雪を待つ藤原岳に登る(鈴鹿山系)

【行程・登山者】

【12月15日】大貝戸登山口8:20〜野鳥撮影〜8合目10:20〜野鳥撮影〜避難小屋11:20〜11:40山頂12:00〜避難小屋12:10〜8合目12:40〜登山口13:05  【撮影機材】OLYMPUS EM-5mark3 M.ZUIKO ED12-200mm GoPro9 insta360

YouTube https://youtu.be/VbUqYXCbJHY


【概要】

寒波が来たので霧氷を期待したが外れだった。霧氷を見るタイミングが難しい、冬型が少し緩んだ時が狙い目で、早まるとガスの中で青空は期待できない。遅すぎると霧氷が落ちてしまう。昨年はこの時期、がっつりと雪があったと思うが、今年は全くない。冬山の準備は整っているが、肝心の雪がないとどうにもならない。遠くまで遠征すればいいが、毎回というわけにもいかないだろう。風景は駄目だった、少しだけ野鳥が遊んでくれた。

藤原岳 花の百名山

藤原岳は花の百名山(福寿草)で有名だが、積雪期の山上台地のスノーハイクにもいい山だ。山と溪谷社の花の百名山でこの山を担当したこと、花の山旅「鈴鹿・伊吹山」(山と溪谷社)を執筆したことで、この山は思い入れのある山だ。毎週かよって花の写真を撮っていたことを思い出す。もう20年も前だ。自分の山レポートを見れば、これまでに何回登ったかわかるが、あまり意味がない。何度登っても、何らかの出会いがあるので、登り続けているのだろうと思う。

大貝戸道

今回、どこから登ろうかと迷ったが、山頂での撮影がメインなので、最も登りやすい大貝戸道を使った。ガイドブック「三重県の山」のチェックも兼ねている。半分は義務登山だ。山麓から見上げると、どうも霧氷はついてなさそうだ。体力維持で登ることにしよう。
3合目 ユズリハ
メジロ

野鳥が活発

登山口を入ると野鳥の鳴き声がよく聞こえてきた。最初に聞こえたのがルリビタキ。藪の中にいることが多いので撮影が難しい。相手にしていると進まなくなるので、先に進む。メジロ、ヤマガラ、アオゲラ、コゲラなど動いている。


アオゲラがいけそうだったので、ファインダーを除くと、カメラが昨夜の設定になっていた。つまり、双子座流星群の撮影モードだった。しくじった。設定を鳥に切り替え、なんとかメジロ、コゲラを撮影できた。といっても今日は、風景撮影しか頭になかったので、鳥レンズを持っていない。幸い、便利レンズを持ってきていたのでそれで代用した。当然、解像度はよくない。コゲラと遊んでいたら時間がたつのが早い。
コゲラ かわいいキツツキだ コナラの紅葉が残っていたので秋を演出できた
コゲラ
コゲラ

9合目

霧氷はないが気温は低い。山がキリッとした空気に包まれている。9合目で展望が開ける。大貝戸道は歩きやすいが、ここまでがほとんど展望がないのが唯一の欠点だ。春の花のシーズンは、8合目からが花の多い区間で、展望より花の方に関心が移る。マユミが所々で赤い実をたくさんつけていた。
マユミの実
9合目展望

ヤマガラ

登山開始から何度も見かけたが撮影はできなかった。9合目からは落葉しているので見つけて撮影しやすくなる。冬に備え木の実を備蓄するようで、枝にとまって掘り出した実を割っているようだ。このときが撮影チャンスだ。カラ類は落ち着きがなく、小枝の中を動き回るので撮影がむずかいしい。茶色、グレー、白、黒のカラーリングは独特だ。

コガラ

ヤマガラに混ざって、コガラの軍団がやってきた。別種類で群れを作る混群だ。コゲラも混ざっていた。
ヤマガラ
ヤマガラ