2022年4月25日 No.1434

鈴鹿御池岳花と探鳥ハイク Page1

【行程・登山者】

【4月25日】
鞍掛峠〜コグルミ谷〜真の谷〜鈴北岳〜鞍掛峠
【撮影機材】OMSYSTEM OM-1 M.ZUIKO ED300mmF4 MC14 OLYMPUS EM-5mark3 M.ZUIKO8-25mmF4 GoPro9

YouTube
https://youtu.be/jpvMdEODQ54

【概要】


今回も花と探鳥登山。この時期の草花は木々の若葉が茂るまでが旬。刻一刻と種類の違う花が咲く。シロバナネコノメソウの花が終わり、ヒトリシズカ、ニリンソウ、キクザキイチゲ、カタクリが見頃になってきた。この日は朝から気温が上がりやちょうが活発で、オオルリ、キビタキ、アカゲラ、アオゲラ、ゴジュウカラ、ミソサザイなどが撮影できた。クマタカが撮影できたのは幸運だった。ヤマヒルが出始めた足下注意。

鞍掛峠

鞍掛峠の駐車場は平日だが盛況だ。コグルミ谷登山口へ降りる区間は、開けているので意外と野鳥の撮影がしやすい。早速、梢でさえずるのはオオルリの雌だろうか。行ったり来たりしている。


峠に車を駐め、コグルミ谷から周回する人が多い。道ばたにも花が多い。キケマン、ミヤマカタバミ、タチツボスミレ、山の斜面を覗いてみるとフデリンドウがたくさん咲いていた。オオルリや花の撮影をしていると、登山をする時間が圧迫される。
ヤマルリソウ
キケマン

オオルリ

オオルリのさえずりが聞こえるので見上げてみると、メスが枝にとまっていた。枝から枝へ行ったり来たり。こういうときは撮り易い。明るすぎてコントラストが強く、露出補正が難しい。


オスは縄張りを主張するの見つけやすいが、メスは見過ごしてしまう。オスの鮮やかな青色に対してメスは、地味な茶色だ。撮りの世界では一般的にオスの方が派手だ。
オオルリ
オオルリ メス
マムシグサ

キビタキ

オオルリの青色もきれいだが、キビタキの黒と橙色の模様は目に焼き付く。一度見たらまた見たくなる野鳥だ。オオルリと同じ夏鳥で、この地方では4月中旬以降に渡来する。4月中旬に訪れたときさえずりが聞こえたので居ることはわかっていた。今回もほぼ同じ場所でさえずりが聞こえたので、粘ってみることにした。国道から斜面を上がって、近づいてくるのを身を潜めじっと待った。


警戒されないように20mの距離を保つが、すぐに移動してしまう。樹木の中層付近に居るが、警戒すると上に行ってしまう。多分この辺りが縄張りなので戻ってくるのを待つことにした。足下を見るとフデリンドウがたくさん咲いていた。なかなかいいポーズで撮影が難しい。今日は今年の初見なので、記録のつもりで何度も撮影した。
キビタキ こっち向いてくださーーい!
太い枝が邪魔なんですけど
飛び立ったところ ナイスショット
目が合ってしまった 枝が太すぎるんですけど
映像を撮りたかったけど
新緑が美しい
キケマン

森の大者クマタカ

キビタキが撮れたのは嬉しかった。これで一つ目標をクリアした。国道をコグルミ谷に向かって歩いていると、頭上からトビのような鳴き声が聞こえた。ひょうとしてクマタカかなと空を探すとやはりそうだった。3月は木和田尾根で見かけた。それほど多く居るとも思わないので同じ個体だろうか。


ほとんど羽ばたかず気流にのってぐるぐる回りながら高度を上げていった。翼の裏面は白っぽく、縞模様がはっきりしている。
クマタカ
鳴きながら飛んでいる
クマタカ