2022年2月18日 No.1416

鈴鹿山系 冬の鎌ヶ岳に登る Page1

【行程・登山者】

【2月18日】湯の山満天星P〜三ツ口谷登山口〜三ツ口尾根〜県境 ピストン
【撮影機材】OLYMPUS EM5mark3 M.ZUIKO ED12-200mm  GoPro9 insta360 one x2
YouTube
https://youtu.be/Wwkg9piQ9vU

【概要】


冬の山岳風景の撮影に三池岳に出かけた。昨夜の積雪で新雪が乗り、山麓から見上げる鈴鹿の山は美しかった。この冬未踏だったのが三池岳周辺だ。八風から入り県境稜線を歩きながら冬の山岳風景の撮影を目論んだが。

鎌ヶ岳へ予定変更


登山口の八風キャンプ場に向かう。林道は除雪されていて、難なくキャンプ場まで入れたが、登山口付近の積雪はかなりのものだった。これを見て、これは駄目だと判断し山域を変更することにした。北へ向かうとなおさら駄目なので南に向かい、アプローチできそうな湯の山に入った。満天星駐車場までは除雪されていた。車が数台、停まっていた。積雪状況を考慮し、登れそうな尾根ルートで鎌へ行くことにした。
満天星の駐車場から見上げる御在所岳
尾根上部から見る御在所岳

三ツ口尾根

駐車場から三ツ口谷登山口まではノートレースだったが歩きやすかった。登山口付近で積雪は約20センチ。尾根ならいけそうだと判断し、堰堤から三ツ口尾根に取り付いた。


読み通り、積雪は膝下まで来ているがなんとか進める。この尾根はもともと急傾斜なので雪がなくてもスタスタとは歩けない。
武平峠付近
雨乞岳
三ツ口尾根の岩場
尾根の雪庇

展望の良い岩場

この尾根は痩せ尾根の急傾斜で雪がなくても登りにくいが、岩場まで上がると一気に展望が開ける。新緑の時期は、シロヤシオ、ミツバツツジも多く、御在所と鎌の撮影に毎年通っている尾根だ。積雪期は久しぶりだった。岩と雪と落葉樹林、御在所周辺の山の特徴が凝縮されたようなところだ。


寒気の影響で稜線はガスが強風で流れ込んでいたが、平野部は日射しがあり、風裏にあたる三重県側は日射しにぬくもりが感じられた。2月下旬、春はそこまで来ている。野鳥も活発で、駐車場ではアカゲラが盛んに鳴いていた。尾根ではカケス、シジュウカラ、ヤマガラが騒がしかった。

県境は遠い

岩場を過ぎると積雪が急に増してきた。ストックで沈み込みを確かめながら一歩一歩踏み出す。それでも所々にある落とし穴にはまった。


どんどん時間ばかりが流れていく。お腹がすいたので風裏を探して昼食にした。とりあえず県境までは行けるだろう。そこで、トレースがあれば山頂に行けそうだが、なければ時間的に無理なので引き返すことにした。