2022年1月19日 No.1410

台高山地 冬の桧塚に登る Page1

【行程・登山者】

【1月19日】木屋谷雨量観測所前駐車場8:20〜マナコ谷登山口9:10〜作業小屋10:20〜11:30桧塚奥峰12:05〜桧塚12:20〜マナコ谷登山口13:10〜谷の撮影〜駐車場14:30 +900m 10km
【撮影機材】OLYMPUS EM1mark3 M.ZUIKO ED12-100mm  GoPro9
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前編https://youtu.be/Aa5DQTjjxDQ

【概要】


今週も鈴鹿北部は寒気の影響で天候がすっきりしない。今週は藤内沢を予定していたが、撮影が目的なので延期した。三重県の内陸部は幾分ましな予報だったので、三峰山か桧塚を狙うことにした。飯高に入ると三峰山はガスで、迷岳の方は晴れていたので桧塚に登ることにした。積雪は鈴鹿北部に比べるとかなり少ないが、気温が低いので樹氷は期待できそうだ。

木屋谷のマナコ谷登山口

三重県側の登山口は、木屋谷のマナコ谷登山口が一般的だ。林業が盛んな地域で、この山域は私有地のため、入山を規制する看板が立ている。それは今も変わらないと思うが、松阪市のサイトに、香肌イレブンとしてこの山域の山が紹介されるようになった。また、この山域の一部は香肌峡県立自然公園になっていて、木屋谷雨量観測設備の前に駐車があり、登山ポストも設置されるようになった。駐車場の前には作業道のゲートがある。鍵はかかってないので、鎖を外して通過できるが、登山口付近には駐車スペースが少なく、路肩のスペースは車の待避用だ。林業車の迷惑にもなるので、登山車は駐車場から歩くのが鉄則だ。残念ながら、一人の登山社が車で登山口の近くまで上がっていた。こんなことをしていると、厳しく規制されることになる。

三重県単独最高峰 桧塚奥峰

桧塚奥峰は三重県単独最高峰ということで、ガイドブック三重県の山でも扱ってきたが、入山を規制する看板について観光協会に問い合わせると、その通りということだったので、現在の版では三重県の山の紹介から桧塚奥峰を外してある。しかし昨今、香肌イレブンとして紹介されるようになってきたので、次回の改訂で復活させることを検討している。その際、県立公園の管理所管に相談したい。

木屋谷林道

30分くらいの行程だが、つららを見たり、そして野鳥が朝から活発で、カケスが姿を出したので撮りたかったがなかなか難しい。他に、ヒガラ、コゲラなどが姿を出してくれた。路面は凍結し、特に橋の上の薄雪の下は氷だった。林道から見上げると桧塚の山腹が樹氷で真っ白になっていて、期待が膨らんだ。

マナコ谷登山口

立派な道標が設置されていた。香肌イレブンの一山なので、地域おこしにもなっていて、行政的に援助があるのかもしれない。国土地理院の「点の記」を閲覧してみると造標のルートはここから上っている。季節のいいときは奥山谷から明神を経由し周回することが多いが、今回は青空が出ているうちに樹氷が撮りたかったので、最短のマナコ谷ルートを使った。

作業小屋〜稜線の鞍部

マナコ谷ルートは、作業小屋までの最初の一時間が、植林帯のジグザグ道でひたすら高度を稼ぐ区間だ。作業道を何度も横切りながら登っていく。よく見てないと作業道に入り込んでしまうことがある。作業小屋を通過ししばらく登ると裸地となり展望が開く。ここからが吹きさらしとなるので、作業小屋あたりで防寒の準備をしたい。予想通り樹氷がよく発達していて、青空と日射しを待ちながら、タイミングを見計らって撮影しながら登った。
マナコ谷登山口
よく手入れされた植林
桧塚の山腹の樹氷
山腹の樹氷