2021年12月29日30日 No.1407

藤原岳天狗岩で夜景を楽しむ Page1

【行程・登山者】

【12月29日】藤原岳大貝戸登山口9:10〜5合目〜8合目11:50〜避難小屋13:10〜天狗岩テントビバーク14:30
【12月30日】天狗岩〜避難小屋〜8合目〜大貝戸登山口
【撮影機材】OLYMPUS EM1mark3 M.ZUIKO ED12-40mm GoPro9 ×2
YouTube
https://youtu.be/0qstmYOzJzM

【概要】

断続的に寒気が流入する今年は、鈴鹿の山に雪を運んで来ている。本格的な降雪は久しぶりで、遠くに遠征しなくても冬山体験ができる。とはいっても、平野部で60センチの積雪があり、山頂はもっと積もっていそうだ。ということでトレースあてにして藤原岳に登ることにした。

登山口周辺

駐車場に入ろうとすると、除雪がしてないので入れない。登山者の車が右往左往していた。ノーマル車は積雪した駐車場につっこむと動けなくなり、後続車がつっかえて駐車場にも入れなくなる状態だった。この日は8時集合にしたが、結局、出発できたのは9時過ぎだった。この日は泊まりだったので急ぐことはなかったが。


山岳雑誌はこの時期こぞって雪山の特集をするが、原稿締め切りが発刊の2ヶ月前なので、今年の紙面を飾る写真は以前のものになる。ここ数年、雪が少なく、満足に鈴鹿の雪山の写真が撮れなかった。2月号の藤原岳の写真は何年か前のものを使った。写真のストックがなくなったので、今年はまとめ撮りをしたいと思っている。
登山休憩所
5合目付近
シャシャボの紫色の液果で雪が染まりきれい
7合目付近

登山道の積雪状況

4合目くらいまで登ると膝上まで積雪していた。先人のラッセルに助けられ、冬装備のテントの重さ以外は、苦もなく歩きやすかった。8合目あたりから雪が閉まりだし、気持ちよく歩ける。例年このあたりからラッセルが大変になるが、トレースがあり楽をさせてもらった。


8合目の注意看板。いなべ地方になだれ注意報が出されていたが、この看板は雪崩事故の教訓から設置されたものだ。20年以上前に雪崩事故がおこっている。それ以降、冬道ができ、積雪期は赤い旗のついた竿が設置される。
8合目
9合目

避難小屋周辺

避難小屋の屋根の高さまで積雪している年は、雪の多い年だ。山頂(展望丘)まではトレースがしっかりとトレースができていた。山頂に向かう登山者の列が見えていた。朝の斜陽光を狙いたいので、山頂は明日の帰りに立ち寄ることにした。


さて、天狗岩にいこうとするとトレースがほとんどない。装備が重いので、かなり沈みそうだ。小屋でスノーシューやワカンを装着した。スノーシューは丘陵地では有効だが、アルプスなど急傾斜や凍結したところには不向きだ。そんなときは、アイゼンとワカンのセットでないと対応できない。先頭がスノーシューでその後をワカンで続いた。
避難小屋前
避難小屋