2021年12月29日30日 No.1407
藤原岳天狗岩で夜景を楽しむ Page1
県境稜線
県境稜線の丘は雪が風に飛ばされ、あまり積雪していないが、樹林に入りるとしっかりと積雪していた。平野部は青空だが、前線が接近していることもあり、残念ながら曇り空で、思うような撮影ができず残念だった。






天狗岩
天狗岩は藤原岳の最高点で、山頂のある展望級よりも標高が高い。山頂の背景に伊勢平野と伊勢湾が見え、高度感のある風景が観賞できる。雲の多いだったが、青空が少しでてくれたのが救いだった。平野部はいいが、やはり山は曇りがたちだった。




テント設営
設営箇所をワカンで圧雪し、スコップで地ならし。湿気の多い雪なのでよくしまった。設営後は水作りと食事の準備に時間を要した。アルプスのさらっとした雪に比べると、湿気の多い雪は、衣服にまとわりついて難儀だが、水作りは楽だ。早く溶けてたくさん水ができる。食事は至ってシンプル。シャウエッセンのボイル。アルファ米とアマノフーズのフリーズドライの組み合わせが意外と食べられる。アルファ米は味付きのものもあるが、あまり食べたいとは思わない。白米ならなんとか食べられる。
テントの外を見ると、曇り空ながら夜景が見えたので、手際よく撮影できるGoProのナイトショットで撮ってみた。星が出ていたら、腰を据えてミラレース一眼と三脚で撮るつもりだったが、夜明けにかけることにした。冬の撮影はテンションが上がらないとなかかな、テントを出た長時間撮影するのが億劫だ。GoProのナイトショットはぴんとを合わさなくていい、設定は露出30秒、ISO800でやってみた。ISOは1600まであげられるがノイズが多くなる。星が出ていると、露出は15秒くらいが適当なので、ISOを1600まであげざるを得ない。ミラーレスの方はF2.8を持ってきたので、その方がよかったが。もう一つ気合いが入らなかった。やはり夜景は、星空がほしいよね。そして失敗は、昼間によい撮影ポイントまでトレースしておくべきだった。テントシューズではトレースできない。靴を履いてワカンで装着しトレースするのも難儀だ。






強風の夜
12時過ぎ、強風で目が覚める。日本海を低気圧が東進する予報だったので、おそらくその影響だろう。もう少しブロックを積んで置くべきだった。その後、徐々に風が弱まっていった。撮影に期待して3時に起きて活動開始。外を見るとホワイトアウト。水づくりと食事準備をしながら外をのぞくがどうもガスが晴れそうにない。
ホワイトアウトの朝
6時前粘ったがガスがとれそうにないので撮影を諦め帰途についた。帰りは自分達のトレースがあるので楽だ。小屋まで戻ったが、この日の一番の登山者はやってこない。小屋で少し休憩。展望写真のパネルが目に入る。このパネルは3年前、山と溪谷社の編集長の萩原浩司さんからいただいたもの。自宅に届けてもらったが、設置に困ったので、遭難対策委員会に頼んで避難小屋に設置してもらった。


