2021年11月29日 No.1400

南亦山 滝ヤ谷ルート 紀伊山地 Page1

【行程・登山者】

2021年11月26日 No.1399
犬戻公園9:00〜09:25滝ヤ谷コース登山口09:40〜12:00 90号鉄塔12:50〜13:10 91号鉄塔13:25〜鳥尾越13:35〜鍛冶屋谷コース分岐14:40〜犬戻公園16:10 7h00m 12km +-800m
撮影機材 GoPro9 OLYMPUS EM1mark2 ED12-40mm f2.8 EM5mark3 ED75-300mm
YouTube バージョン 
https://youtu.be/PThAvyB4ciU

【概要】


分県登山ガイド三重県の山ルートチェックと写真撮影。紀伊山地は山が深い。しかし登山できる山は限られてる。まずアプローチが良いことだが、そういうところは林道は整備されているが植林が多く趣うを欠く。その中にあって、南亦山は山頂一帯が森林公園になり、登路が何本も作られている。簡単に登るなら2時間もかからずに山頂を周回できるが、それ以外のルートは厳しいルートが多い。今回は南面からのルートで検証してみた。

南亦山

林業が盛んで、植林の多い山域だが、南亦山山頂一帯は自然林が残してある。除光が1000m近いので、ヒメシャラ、ブナ、ミズナラ、コハウチワカエデ、オオモミジ、アケボノツツジなど山地の樹木が多く見られる。今回は南面の2本のルートを、山岳雑誌で紹介できるか検証した。尾根と谷、渓流、自然の美しさ、ルートのリスクなどがチェック項目だ。
山麓の村から見上げる南又山
犬戻峡入り口のスペース

犬戻し渓谷

あまり知られてなさそうだが、美しい渓谷だ。車でも行けるし、大きな滝が見られる。名前がないようで、「犬戻峡の滝」と呼ばれているようだ。登山のアプローチにこの渓谷があり、一度は訪れたい山域だと思う。ハイシーズンは主要な山の撮影が忙しく、なかなか来れなかったが、やっと足を運ぶことができた。中の又口橋の空き地に駐車し、中ノ又線を歩く。
中の又口橋
イロハモミジの紅葉
林道中ノ又線分岐の空き地に駐車
大きな滝
ちらっと南又山が見える

滝ヤ谷

登山口は滝ヤ谷ルートと鍛冶屋谷ルートが共用している。入り口はしっかりしているが、途中と丸太橋が腐ちかけているようで、直接谷に降りるように誘導している。ガードレールをまたいで谷に降りるところがワイルドで面白い。最初は薄暗く陰鬱な雰囲気だが、しっかりとした谷で期待が膨らむ。池小屋山の宮の谷ほどのスケールはないが、雰囲気はよく似ている。登るに連れ徐々に谷が開け明るくなってきた。目立って大きな滝はないが、小滝がいくつも出てきて沢の雰囲気が楽しめた。
登山口?
ルート図
小滝が多い

滝ヤ谷分岐から左又

小滝が谷の様子を動画撮影しながら進むので時間がかかった。谷が浅くなり開けて来たところが谷の分岐で、右又を進むとバリエーションだが鳥尾越あたりに出そうだ。等高線を見ると装備しなくても登れそうだ。今後の課題。ルートは左俣を進む。烏帽子岩が見どころらしい。左または水量が乏しく、ほぼ涸れ谷だった。目印はある。谷を進んでいくと、エボシ岩の道標があり、仰ぎ見ると岩が見えていた。ここから尾根に這い上がるらしい。踏み跡は薄かった。入山者は多くなさそうだ。