2021年11月26日 No.1399

門の倉 紀伊山地 Page2

けやきの森

滝をすぎると一つ尾根を巻いて涸れ谷に入る。ケヤキの巨木が林立していた。荒れ地の急斜面で植林を免れ落葉樹林が残ったのだろう。オオモミジやシデなどが紅葉し美しい森だ。アトリがよく鳴いていた。今回は野鳥用にコンパクトな望遠レンズを準備したが出番はなかった。やはり、準備してくると駄目だね。ケヤキ林は美しかったが、急斜面なので登りが厳しかった。枝尾根に乗ると傾斜が緩みやがて門の倉東塔に到着した。
ケヤキとオオモミジ
ここにもあったケヤキの大木

門の倉

岩峰になっていてまずは東塔につく。大きな段差になっていて、向こう側の西塔に行くときは大きく迂回する。展望が良いところだったので、お昼休みにした。これで高度は稼げたので後の工程に見通しができた。南に南又山が見えるが逆光なのでいい絵にならなかった。ルートは岩壁に基部を巻き、登り返したところが西塔だ。しかし灌木が邪魔をして展望が良くなかった。
鉄塔の向こうが縦走路
門の倉 東塔
101鉄塔からの眺望

扇沢の高

鉄塔に沿って縦走路を南下する。最高標高点が「扇沢の高」939m だ。縦走路はカシ、シキミ、アセビ、シャクナゲなど常緑樹や植林が多く、見通しはあまり良くなかった。昨年は稜線でクマタカを見たので今回も期待したが、ヒガラ、ヤマガラなど小鳥ばかりだった。林道と交わったところが千石越だ。時計を見ると15時で赤又山を経由しても良いが昨年にも撮影はしているし、風が強まってきたので林道を歩き公園駐車場に戻った。
千石越
駐車場から見る門の倉