2021年10月27日28日 No.1390
北アルプス 黒部峡谷下ノ廊下 Page1
【行程・登山者】
【10月26日】鈴鹿12:00〜信濃大町17:00
【10月27日】信濃大町6:15〜6:55扇沢7:30〜黒四ダム7:50〜内蔵助出合(丸山東壁見える)9:00〜別山谷出合大ヘツリ11:05〜白竜峡〜十字峡13:00〜半月峡〜S次峡〜東谷吊橋〜仙人ダム14:50〜阿曽原温泉16:05 約22km
【10月28日】阿曽原温泉5:30〜砂防堤内トンネル〜奥鐘山西壁展望〜150mトンネル〜10:30欅平11:04〜トロッコ電車〜12:23宇奈月温泉13:14〜地方電鉄〜13:38JR新黒部14:33〜新幹線〜14:45JR糸魚川15:13〜大糸線〜信濃大町17:20〜鈴鹿22:00 約13km
YouTube バージョン
前篇 https://youtu.be/3P72wg8Jpfg
後編 https://youtu.be/3wEsBpdJi10
【概要】
今週は前穂に雪山の撮影に行こうかと思い、天候を調べるとどうも風が強そうな予報だった。どうしようかと思っていると内田さんから下の廊下のお誘に即決。早速、大町の宿をおさえ、テント泊で行くことにした。厳しい登攀はないので気持ちは観光気分。黒部峡谷の紅葉は見頃で、グルメ、鉄旅が脇役となり、充実した二日間となった。
ルート概要
黒部峡谷は黒四ダムから仙人ダムまでの登山道が日電歩道、そこから欅平までが水平歩道と言われる。当時。日本電力が電力開発の調査のために作られた道だ。国立公園内であるためダム造成の条件として、毎年歩道を整備することが条件だったようで、現在に至っている。残雪が消えてからの整備なので開通期間は年にもようるが、1,2ヶ月間の限定ルートになる。日電歩道は約17キロの岩壁道で、整備されているとはいえ、常に滑落の危険が伴う、上級者向けのルートだ。コース沿いにあるS字峡・十字峡・白竜峡が見どころだ。初日は黒四ダムから阿曽原温泉、2日目は阿曽原温泉から欅平までの1泊2日のコースだ。
信濃大町の夜
初日の行程が休憩や写真撮影時間を含めると約8時間かかるので始発のトローリーバスに乗りたい。信濃大町駅から扇沢行きの始発バス6:15なので信濃大町駅周辺のホテルで前夜泊した。普段、泊まる機会の少ないところで泊まれるのも旅の楽しみだ。商店街の飲食店はそれほど多くなく、感じの良いお寿司屋「葉月」さんがあったので、食事に入った。お寿司屋さんだったので料理は美味しかった。








信濃大町〜黒部ダム
信濃大町から扇沢行きのバスの始発は6:15。昨日SAで鯖寿司を買ってきたので、バス内で朝食にした。扇沢駅は久しぶりだったが、駐車場の位置や建物はよく覚えていた。途中の車窓から、五竜や爺ヶ岳に雪が乗っているのが見えた。始発便の乗客の殆どが下ノ廊下組だった。
下ノ廊下
我々の足で日電歩道は、距離が約17キロで、仙人ダムから2キロほどあるので、約8時間はかかる計算だ。ダムに降りると8時だったので、16時に阿曽原温泉には阿曽原温泉に着きたい。



黒部ダム〜内蔵助谷出合
バス停からダム右岸のジグザグ道で河原まで降り、木橋を渡って左岸道に入る。ここから内蔵助谷出合まではそれほど危険箇所のない歩きやすい道だ。
岸壁の紅葉が見頃になっていた。鮮やかな紅色はナナカマドやハウチワカエデのようだ。




丸山東壁
約1時間強で内蔵助谷出合いに到着した。丸山東壁がよく見えた。こんな素晴らしい岩壁を見ていると登攀意欲が刺激された。この岩壁は黒部の巨人ともいわれ、これまでに何度か登攀を計画したが、天候条件で実現していない。そのような経緯があるので思い入のある岩壁だ。




内蔵助出合〜別山谷出合
左の岩壁が南東壁黒部の魔神 右岸(対岸)にナメ滝、次に新越の滝が見える。このあたりから下ノ廊下らしくなってくる。歩道の高さはあまりなく、
まだこのあたりは谷からの距離がそれほど高くなく、灌木帯の道で紅葉が綺麗だった。




