2021年7月29日〜8月1日 第2日目 No.1374
八ツ峰6峰Cフェイスと八ツ峰縦走 Page2
8峰〜八ツ峰の頭
やはり後続チームにルートミスが起こった。7峰はパトラニードルへ向かう踏み跡の巻道がある。踏み跡があり歩きやすいので7峰を巻いていしまう。この日はガスがかかることが多く、見通しが悪かったので、先行の我々を見失ったようだ。尾根芯を外さないようにと指示をだしたが、叶わなかった。復帰と登攀で40分以上を要し、かれこれ1時間のロスタイム発生。我々の遅れもあるが、不慣れな先行4人パーティーによる渋滞もあった。もうこれ以上のロスタイムは駄目だが、心にゆとりが必要で、明るいうちに剱岳山頂まで登れば良しと腹をくくる。厳しい状況だが焦っても解決にはならない。岩壁に咲くミヤマダイコンソウ、チシマギキョウ、シコタンソウが心を癒やしてくれた。







池ノ谷の乗越から北方稜線
池ノ谷の乗越からは北方稜線で剱岳山頂へ。この区間のルートも険しいが基本的には歩きルートなので、滞りなくコースタイムで山頂に到着した。





剱岳山頂
剱岳頭登頂のご褒美に夕日が待っていてくれた。素晴らしい風景だ。当たり前だが、山頂には誰も誰もいない。素晴らし風景を堪能できたので下山の行程に入った。これがまた大仕事でほぼ4時間かかる。しかもヘッデンのヘッデンの下山なのでルートミスや浮石などに注意を払うことが必要だ。途中から雨が振り出しより慎重に時間をかけ、安全を最優先に剱岳を下った。


