2021年6月6日 No.1361

谷川岳衝立岩正面壁中央稜登攀  Page2

一ノ倉沢雪渓

雪渓はしっかりとしていて歩きやすかった。我々はアイゼンを準備したがなくても大丈夫そうだ。4時にテントを出たがすでに数パーティーがテールリッジに取り付いていた。話を総合すると何両のパーティーが多そうだ。我々は早くは歩けないのでマイペースで中央陵の取り付きに到着した。急いだわけではないが、年配の二人組みに先頭を譲ってもらって1番でスタートできたのは幸運だった。

 

テールリッジ取り付き

テールリッジ

テールリッジの岩は滑りやすい岩質だが、よく乾いていてフリクションも良かった。取り付きまでは約1時間の行程だ。何度も歩いているが、正面壁画が近づくにつれ

中央稜1ピッチ目

中央稜は鳥帽子沢奥壁と衝立岩正面壁を分ける岩稜で、南稜と並ぶ入門ルート。1ピッチ目は岩溝状のやさしいフェース40m。

2ピッチ目

バンドを鳥帽子沢側に回り込みやさしいルンゼを直上する。25m。

3ピッチ目

衝立岩正面壁側に回り込み第2フェイスを直上する。高度感が素晴らしいピッチだ。このルートのハイライトピッチ。途中でピッチを切って4ピッチ目のチムニーに備える。
衝立岩正面壁側に回り込むところ
高度感のある快適なフェイス